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GCP-AGWA 練習問題 8|データ ガバナンスとコンプライアンスの管理

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問題
人事部から、財務部の従業員 1 名に対して法的調査が開始されたとの通知を受けました。この従業員の Google ドライブのデータが少なくとも 1 年間保持され、ユーザー自身やその他の手段によって削除されないようにする必要があります。Google Vault のドライブのデフォルトの保持ルールは 5 年に設定されています。どうすればよいですか。

選択肢と解説

  • ✓
    Vault で、その従業員のドライブを対象とする記録保持(ホールド)を作成する。
  • 2
    その従業員を別の組織部門(OU)に移動し、この OU に 1 年間のカスタム保持ルールを作成する。
  • 3
    Vault のデフォルトの保持ルールを 5 年から 1 年に変更する。
  • 4
    Vault のデフォルトの保持ルールが 5 年に設定されていることを確認する。

解説

【正解】A

【0からの解説】
①前提知識:Google Vault には、データを保持するための仕組みが 2 種類あります。(1) 保持ルール(retention rule):組織や OU 全体に対し「〇年間保持し、期間後に削除する」といった情報ガバナンスのための定常的なルールで、デフォルトの保持ルールとカスタムの保持ルールがあります。(2) 記録保持(リティゲーション ホールド、hold):訴訟や調査のために、特定のユーザー・OU のデータを「期間の定めなく」保全する仕組みで、案件(matter)の中で作成します。ホールドはすべての保持ルールより優先され、ホールドが解除されるまでデータは Vault から削除されません。ユーザーがファイルを削除・ゴミ箱を空にしても、Vault 上では保全されます。
②要件の整理:特定の従業員 1 名、法的調査という目的、少なくとも 1 年保持、ユーザーやその他の手段で削除されないこと、が条件です。
③正解の理由:法的調査に伴うデータ保全は、まさにホールドの用途です。Vault で案件を作成し、その従業員のアカウントを対象にドライブのホールドを設定すれば、調査が続く限り(1 年以上でも)データは確実に保全され、保持ルールの期限による削除やユーザーの削除の影響も受けません。

【誤りの選択肢】
B:OU 単位のカスタム保持ルールを 1 年にすると、デフォルトの 5 年よりも短い期間でデータが削除対象になり、かえって保護が弱くなります。また保持ルールは期間が過ぎると削除されるため、調査が長引いた場合に保全できません。訴訟・調査目的にはホールドを使うのが Google の推奨です。
C:組織全体のデフォルト保持ルールを短くすると、全ユーザーのデータが 1 年で削除対象になり、組織のコンプライアンスを損ないます。特定の従業員の調査対応として不適切です。
D:デフォルトの保持ルールを確認するだけでは何の措置にもなりません。保持ルールは将来変更・削除される可能性があり、調査対象者のデータを確実に保全する手段としてはホールドに劣ります。

【参考】
ドライブ、Meet、Google サイトのデータを記録保持の対象にする | Google Vault
データ保持の仕組み | Google Vault
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