【正解】B
【0からの解説】
①前提知識:Google は Chrome ブラウザを企業で一元管理するための仕組みとして「Chrome Enterprise Core」(旧称 Chrome Browser Cloud Management/Chrome ブラウザ クラウド管理)を
無料で提供しています。Windows・Mac・Linux の Chrome ブラウザに登録トークンを配布してブラウザを組織に「登録(enroll)」すると、Google 管理コンソール([メニュー]→[Chrome ブラウザ]→[設定])から、組織部門(OU)単位で数百種類の Chrome ブラウザ ポリシー(アップデートの強制、拡張機能の許可/ブロック/強制インストール、セーフ ブラウジング、パスワード マネージャー、シークレット モードの可否など)を配布できます。登録済みブラウザの一覧やバージョン、インストール済み拡張機能のレポートも確認できます。
②要件の整理:「業務で使う Chrome ブラウザに特定のセキュリティ設定・構成設定を守らせる(管理・制御する)」こと、そして制約語は「
最も費用のかからないソリューション」です。
③正解の理由:ブラウザを組織のドメインに登録してポリシーを適用する方法は、追加費用なしで(Chrome Enterprise Core は無料)、管理コンソールからセキュリティ設定・構成設定を一元的かつ継続的に強制できます。ユーザーがポリシーで固定された設定を変更することもできないため、要件と「最小コスト」の両方を満たします。
【誤りの選択肢】
A:リモート ワイプはデバイス上のデータを消去する紛失・盗難・退職時の措置であり、ブラウザの設定を管理する手段ではありません。ワイプしても Chrome のバージョンや設定が継続的に統制されるわけではなく、業務データも失われるため、目的に対して過剰かつ不適切です。
C:サードパーティのソフトウェア配布ツールでも Chrome の展開や一部設定の配布はできますが、追加のライセンス費用と運用負荷が発生します。Google が無料で提供する Chrome Enterprise Core の登録とポリシー適用で同じ目的を達成できるため、「最も費用のかからない」という条件に反します。
D:拡張機能をすべて無効にするのは、セキュリティ設定の一部(拡張機能の制御)にすぎず、「特定のセキュリティ設定と構成設定を守らせる」という管理全般の要件を満たしません。また業務に必要な拡張機能まで使えなくなります。拡張機能の制御自体も、ブラウザを登録したうえでポリシー(許可リスト/ブロックリスト)として行うのが正しい方法です。
【参考】
ユーザーとデバイスのポリシーについて | Advancedユースケース: 管理対象の Chrome ブラウザの適用 | Security & data protection