【正解】A
【0からの解説】
①前提知識:
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エフェメラル モード:ユーザーが自分のアカウントでログインして普段どおり使い、ログアウトするとそのユーザーのプロファイル(閲覧履歴・Cookie・キャッシュ・ダウンロード済みファイルなど)がデバイスから消去される動作です。共有端末で次の利用者に前の利用者のデータを残さないための代表的な設定です。強制する方法はプラットフォームで異なります。
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ChromeOS デバイス(Chromebook):デバイス ポリシー DeviceEphemeralUsersEnabled で設定します。管理コンソールでは[デバイス]→[Chrome]→[設定]→[デバイスの設定]の[ユーザーデータ]で「ログアウトのたびにローカルのユーザーデータを消去する」旨の項目を選びます。デバイス単位の設定なので、その Chromebook にログインする
すべてのユーザーに適用されます。本問の共有 Chromebook で使うのはこちらです。
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Windows・Mac・Linux の Chrome ブラウザ:ブラウザのポリシー ForceEphemeralProfiles で設定し、ブラウザを閉じる(ログアウトする)とブラウザのプロファイルが削除されます。
選択肢の「Chrome でエフェメラル モードを強制する」は、Chromebook ではデバイス設定としてのエフェメラル モードを指すと読み取ってください。
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オフライン アクセス:ドキュメント・スプレッドシート・スライド・ドライブのファイルをインターネット接続なしで使えるよう、デバイスのローカルにファイルのコピーを保存する機能です。管理コンソールの[アプリ]→[Google Workspace]→[ドライブとドキュメント]→[機能とアプリケーション]→[オフライン]で、組織・OU 単位で無効にできます。
②要件の整理:共有 Chromebook で「
機密データをローカルに保存しない」ことと、「
使用のたびに閲覧データを消去する」ことの 2 点を満たす必要があります。
③正解の理由:エフェメラル モードの強制で、ログアウトのたびに閲覧データを含むユーザーデータが消去されます。さらに機密データを扱う Workspace アプリのオフライン アクセスを無効にすれば、セッション中もファイルのコピーがローカルに保存されません。2 つの要件を両方とも満たすのはこの組み合わせです。
【誤りの選択肢】
B:「管理対象ゲスト セッションもログアウト時にローカル データを消去するので、B でもよいのでは」と考えやすい選択肢です。確かにセッション終了時にはデータが消えますが、次の 2 点で要件を満たしません。(1) 管理対象ゲスト セッションは、Google アカウントでの
ログイン(ユーザー認証)を伴わず、誰でも端末の前でセッションを開始できる公共端末・受付端末向けの機能です。機密性の高い社内データを扱う端末で「誰が使ったか」を認証で確かめられず、ユーザーの組織部門に応じたポリシーも適用されないため、従業員用のワークステーションには適しません。(2) 選択肢 B には Workspace アプリのオフライン アクセスを制御する設定が含まれておらず、セッションの最大時間を設定しても、
セッション中にファイルのコピーがローカルに保存されることは防げません。消去されるのはセッションが終わってからであり、「機密データをローカルに保存しない」という要件への対策になっていません。従業員にログインさせたうえで使用後にデータを消すなら、ユーザー認証を前提としたエフェメラル モードが適しています。
C:エフェメラル モードの強制は正しいものの、すべての Workspace アプリのオフライン アクセスを
許可すると、機密ファイルのコピーがデバイスのローカルに保存されます。有効期限を設けてもセッション中は保存されるため、「ローカルに保存しない」という要件に反します。
D:オフライン アクセスの無効化は正しいものの、シークレット モードは「ユーザーが選んだときに使える」機能にすぎず、利用を強制するものではありません。通常のウィンドウで閲覧すればデータは残り、シークレット モードではユーザーのプロファイル自体はデバイス上に残るため、「使用のたびに閲覧データを確実に消去する」要件を満たせません。管理者が強制できるエフェメラル モードの方が確実です。
【参考】
ドキュメント、スプレッドシート、スライドへのオフライン アクセスを設定する | Drive & Docsユーザーとデバイスのポリシーについて | Advanced