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GCP-CDL 練習問題 10|Google Cloud の信頼とセキュリティ

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問題
ある組織は、サイバー セキュリティの脅威に対する防御体制を評価しており、サイバー犯罪者によるソーシャル エンジニアリングのリスクを懸念しています。このような攻撃はどのように発生する可能性がありますか。

選択肢と解説

  • 1
    SQL インジェクション攻撃
  • 2
    ハードウェアへの物理的損傷
  • ✓
    フィッシング メール
  • 4
    分散型サービス拒否(DDoS)攻撃

解説

【正解】C

【0からの解説】
①前提知識
ソーシャル エンジニアリングとは、コンピューターの技術的な弱点(バグ)ではなく、「人間の心理やうっかりミス」を突いて情報を盗んだり不正な操作をさせたりする攻撃の総称です。たとえば「上司や取引先、銀行を装って連絡し、パスワードを聞き出す」「急がせて確認をさせずにリンクを押させる」といった手口がこれに当たります。
フィッシング(phishing)は、その代表的な手口です。実在の会社やサービスを装ったメール・メッセージを送り、偽のログイン画面に誘導して ID やパスワードを入力させたり、マルウェア(悪意のあるプログラム)入りの添付ファイルを開かせたりします。

②問題文の要件の整理
問われているのは「ソーシャル エンジニアリング攻撃はどのように起こるか」です。つまり、人をだまして行動させるタイプの攻撃を選ぶ必要があります。

③正解がその要件をどう満たすか
フィッシング メールは、受信者に「本物の連絡だ」と信じ込ませ、リンクのクリックや認証情報の入力という「人の行動」を引き出す攻撃です。これはまさにソーシャル エンジニアリングの典型例です。対策としては、従業員教育に加えて、多要素認証(MFA=パスワード以外の要素も使ってログインを確認する仕組み)や、Titan セキュリティ キーなど「だまされてパスワードを入力しても乗っ取られにくい」仕組みの導入が有効です。

【誤りの選択肢】
A:SQL インジェクション攻撃は、Web アプリの入力欄に不正なデータベース命令(SQL)を紛れ込ませ、データベースを不正に操作する攻撃です。人をだますのではなく、アプリの作り(入力チェックの不備)という技術的な弱点を突くものなので、ソーシャル エンジニアリングではありません。
B:ハードウェアへの物理的損傷は、火災・水害・盗難・破壊などで機器が壊れるリスクです。これは物理的な脅威であり、人の心理を利用してだます攻撃ではありません。
D:分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は、大量のコンピューターから一斉に通信を送りつけてサービスをパンクさせ、利用できなくする攻撃です。システムの処理能力の限界を狙う技術的な攻撃であり、人をだます手口ではありません(Google Cloud では Cloud Armor などで防御します)。

【参考】
クラウド セキュリティとは
不正使用された Google Cloud 認証情報に対応する | Security
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