【正解】A
【0からの解説】
問われているのは「最初(FIRST)に取るべきトラブルシューティングのステップ」です。トラブルシュートの基本は、いきなり構成を変更するのではなく、まず
事実(どの API がなぜ失敗したか)を調べて根本原因を切り分けることです。
同じテンプレートが Development/Testing では成功し Production だけ失敗していること、エラーが「IAM 権限不足」であることから、原因は Production 固有の権限要因(SCP による拒否、または CloudFormation 実行ロールの権限不足)のどちらかと推測できます。これを切り分けるには、
AWS CloudTrail ログを確認し、どの API 呼び出しが・どのプリンシパルで・どんな理由(明示的 Deny など)で失敗したかを見るのが最短かつ安全な第一歩です。CloudTrail のエラーメッセージには SCP による拒否か IAM 権限不足かを判別する手がかり(errorCode/errorMessage)が含まれます。
【誤りの選択肢】
B:原因確認の前に本番(Production)の SCP をすべて削除するのは、セキュリティガードレールを外す危険な操作で、本番環境では特に避けるべきです。「最初のステップ」として不適切です。
C:実行ロールの権限確認は有効な調査ですが、原因が SCP の拒否である可能性も同等にあります。まず CloudTrail で「どの API がなぜ失敗したか」を見れば、ロール権限の問題か SCP の問題かを一度に切り分けられるため、A の方が「最初の」ステップとして適切です。
D:Production の SCP を Testing と同じにするのは、確認前にガードレールを弱める変更であり、根本原因の特定にもなりません。本番のセキュリティ要件を損なうため不適切です。
【参考】
CloudTrail を使ったトラブルシューティングSCP の評価とトラブルシューティング