模擬問題集SCS-C03練習問題 5

SCS-C03 練習問題 5

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問題
ある会社が、認証局(CA)を使ってコード署名証明書に署名するコード署名アプリケーションを開発する必要があります。このソリューションは AWS Key Management Service(AWS KMS)の非対称キーを使用する必要があります。さらに、コンプライアンス目的で、その KMS キーの作成・由来・使用に関する変更不可能(immutable)な証拠を収集して保存し、社内監査人が参照できるようにする必要があります。 これらの要件を満たすソリューションはどれですか?

選択肢と解説

  • S3 オブジェクトロックを有効にした Amazon S3 バケットを作成する。すべての kms.amazonaws.com の CreateKey イベントについて、イベントセレクターとログファイル検証を有効にした AWS CloudTrail 証跡を作成する。CreateKey イベントをその S3 バケットに送るようイベントセレクターを設定する。KMS キーを作成する。その後、当該 KMS キー ARN を参照する API 呼び出しを対象にするようイベントセレクターを更新する。監査人にその S3 バケットへのアクセスを付与する。
  • 2
    KMS キーを参照するアプリケーション操作のログを実装する。ログに関連メタデータをすべて含める。ログを Amazon CloudWatch Logs ロググループに保存する。ロググループの自動エクスポートを設定し、エクスポートを監査人に送る。
  • 3
    監査人がアクセスできる Amazon DynamoDB テーブルを作成する。Amazon EventBridge ルールで起動される AWS Lambda 関数を作成する。EventBridge ルールが KMS API 呼び出しを監視し、当該 KMS キー ARN を参照するすべての API 呼び出しを対象にフィルタするよう設定する。Lambda 関数が API 呼び出しの内容を DynamoDB テーブルに保存するよう設定する。
  • 4
    Amazon CloudWatch Logs Insights を、KMS キー使用状況を追跡するカスタムメトリクスとともに設定する。CloudWatch ダッシュボードでリアルタイムにメトリクスを可視化する。CloudWatch アラームを設定する。サブスクリプションフィルターでデータを別アカウントに複製し、監査人がレビューできるようにする。

解説

【正解】A

【0からの解説】
要件の核心は「KMS キーの作成・由来・使用に関する変更不可能(immutable)な証拠を、コンプライアンス/監査向けに保存する」ことです。AWS で「いつ・誰が・何の API を呼んだか」を記録する標準サービスは AWS CloudTrail です。CloudTrail は KMS の CreateKey や暗号化/復号などの API 呼び出しを記録できます。

「変更不可能」を実現する 2 つの仕組みが鍵です。
S3 オブジェクトロック:保存したログオブジェクトを一定期間(または無期限で)削除・上書きできないようにする WORM(Write Once Read Many)機能。これでログの改ざん・削除を防ぎます。
CloudTrail のログファイル検証(log file validation):ログファイルが配信後に改ざんされていないことをハッシュ(ダイジェスト)で検証できる機能。証拠の完全性を証明できます。
この 2 つを組み合わせ、CloudTrail のイベントセレクターで KMS の CreateKey と当該キー ARN を参照する呼び出しを捕捉し、改ざん不可能な S3 バケットに保存して監査人に読み取りアクセスを与える A が要件を完全に満たします。

【誤りの選択肢】
B:CloudWatch Logs は閲覧・分析には便利ですが、それ自体に WORM(変更不可能性)の保証はありません。アプリ側ログの自作はカバレッジも不確実で「immutable な証拠」要件を満たせません。
C:DynamoDB に API 内容を保存しても、テーブルのレコードは更新・削除が可能であり改ざん耐性がありません。Lambda 自作部分の信頼性・完全性証明も乏しいです。
D:CloudWatch ダッシュボードやアラームは監視・可視化向けで、改ざん不可能な監査証跡の保存手段ではありません。サブスクリプションでコピーしても WORM 保護にはなりません。

【参考】
CloudTrail ログファイルの整合性の検証
S3 オブジェクトロックの使用
AWS KMS の CloudTrail によるログ記録
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