模擬問題集SCS-C03練習問題 11

SCS-C03 練習問題 11

AWS Security – Specialty・アイデンティティおよびアクセス管理・無料公開(全 100 問中 15 問を無料公開中)

問題
ある企業は AWS Organizations の組織を使用して複数の AWS アカウントを管理しています。ユーザーは IAM ユーザーとシークレットアクセスキーを使用して各 AWS アカウントにアクセスしています。セキュリティチームは、アカウントへのすべてのアクセスについて、60 分後に失効する一時的なセキュリティ認証情報を使用することを要求しています。ユーザーは、SAML ベースの ID プロバイダー (IdP) を使用してアカウントにアクセスしなければなりません。 この要件を満たすソリューションはどれですか。

選択肢と解説

  • 1
    AWS Security Token Service (AWS STS) へのアクセスを有効化する。ユーザーが適切な有効期間を指定して get-session-token AWS CLI コマンドを実行するようにする。ユーザーに STS の一時認証情報を使用して AWS アカウントにアクセスさせる。
  • AWS IAM Identity Center をセットアップし、外部 IdP を構成する。ユーザーに必要なアクセスを許可する許可セットを構成する。セッションの有効期間の上限を構成する。ユーザーには AWS CLI を使用して SSO 認証情報を取得させる。AWS アカウントから IAM ユーザーを削除する。
  • 3
    各 AWS アカウントに AWS Secrets Manager と Amazon Cognito をセットアップする。Cognito の ID プールが外部 IdP を使用し Secrets Manager に接続するように構成する。Secrets Manager でマネージドなシークレットローテーションを有効化する。ユーザーが get-secret-value AWS CLI コマンドを実行して AWS アカウントにアクセスするようにする。
  • 4
    組織の管理アカウントで AWS IAM Roles Anywhere を有効化する。ユーザーが認証情報ヘルパーツールをインストールするようにする。管理アカウント内に適切なセッション有効期間を持つ IAM ロールを構成する。ユーザーが認証情報ヘルパーツールから一時認証情報を取得して AWS アカウントにアクセスするようにする。

解説

【正解】B

【0からの解説】
この問題のキーワードは「複数アカウントの一元管理」「SAML ベースの IdP でのフェデレーション」「60 分で失効する一時認証情報」「永続的な IAM ユーザー/アクセスキーをやめる」の 4 つです。
AWS IAM Identity Center(旧 AWS SSO)は、まさにこのユースケースのために設計されたサービスです。外部の SAML 2.0 / OIDC ベースの IdP(Okta、Azure AD/Entra ID など)と連携でき、組織内の各アカウントへ「許可セット」という形でアクセスを割り当てられます。ユーザーは IdP で 1 度ログインすれば、各アカウント用の一時認証情報(STS 経由)が自動で発行され、セッション有効期間(例: 1 時間)を中央で強制できます。AWS CLI でも `aws configure sso` により SSO 認証情報を取得できます。さらに各アカウントから永続的な IAM ユーザーとアクセスキーを削除すれば「すべてのアクセスを一時認証情報に統一」という要件も満たせます。
したがって B がすべての要件を 1 つの仕組みで満たす最適解です。

【誤りの選択肢】
A:get-session-token はあくまで既存の IAM ユーザー(長期のアクセスキー)を前提に一時トークンを発行するもので、SAML IdP によるフェデレーションを実現しません。また永続的な IAM ユーザー/キーが残り続け、要件「SAML ベースの IdP を使う」「IAM ユーザーを廃止する」を満たしません。
C:Cognito はモバイル/ウェブアプリのエンドユーザー向け ID 連携サービスであり、開発者/運用者が AWS アカウントの管理コンソールや CLI にアクセスする用途には適しません。Secrets Manager にシークレットを格納する発想自体が「一時認証情報への統一」という方針に反します。
D:IAM Roles Anywhere は、AWS の外(オンプレミスサーバーや CI など)の「ワークロード」が X.509 証明書を使って一時認証情報を得る仕組みであり、SAML IdP による「人間ユーザー」のフェデレーションには適しません。

【参考】
AWS IAM Identity Center とは
許可セット(Permission sets)
外部 IdP への接続
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