【正解】B
【0からの解説】
キー ARN の中の鍵 ID が
mrk- で始まっていることに注目します。これは「マルチリージョンキー(multi-Region key, MRK)」を示します。マルチリージョンキーは、プライマリキーと、他リージョンに作られた「レプリカキー」が同じキーマテリアル・同じキー ID(mrk-... 部分)を共有する仕組みです。
マルチリージョンキーでは、各リージョンのキーは独立して管理され、
削除のスケジュールはリージョンごとに個別に行う必要があります。あるリージョンで削除がスケジュール済みでも、他リージョンのレプリカが残っていればキーは使われ続けます。さらに、レプリカキーが残っている間はプライマリの完全な削除に制約が生じます。
したがって、攻撃者が複数リージョンにわたって作成したこのキーを確実に消すには、まず同じキー ID を持つ全リージョンのキーを洗い出し、それぞれで削除をスケジュールする必要があります。KMS の削除待機期間は最短 7 日なので、7 日でスケジュールするのが「できるだけ早く」削除する方法です。
【誤りの選択肢】
A:ルートユーザーでログインしても、削除待機期間の最短は 7 日であり通常操作と変わりません。さらに他リージョンのレプリカキーを無視しているため、キーは他リージョンで使われ続けます。
C:問題文の通りキーポリシーはすでに kms:* を明示的に許可しており、削除権限は不足していません。権限を更新しても他リージョン対応をしていないため要件を満たしません。
D:無効化(disable)だけでは削除になりません。また KMS の削除待機期間は最短 7 日で、30 日を選ぶのは「できるだけ早く」に反します。他リージョン対応もありません。
【参考】
マルチリージョンキーの削除KMS キーの削除