【正解】A
【0からの解説】
S3 における「誤削除の防止」の定番ベストプラクティスは、バージョニング + MFA delete の組み合わせです。
・バージョニングを有効化すると、オブジェクトを「削除」しても実際には削除マーカーが付くだけで、以前のバージョンは保持され、いつでも復元できます。これにより誤って削除しても元に戻せます。
・MFA delete を構成すると、オブジェクトバージョンの完全削除(およびバージョニングの停止)に多要素認証(MFA)が必須となり、誤操作や権限を持つユーザーによるうっかり削除を強力に防げます。
この2つの組み合わせが、AWS が推奨する誤削除防止の標準的な手段です。
【誤りの選択肢】
B:S3 削除マーカーの作成だけをバケットポリシーで拒否しても、バージョニングが無効ならオブジェクトは普通に削除されますし、削除マーカー作成の拒否は通常の削除操作をブロックする正規の制御手段ではなく、誤削除防止のベストプラクティスではありません。
C:ライフサイクルルールは「削除されたファイルを移動する」ことはできません(削除済みオブジェクトは存在しません)。ライフサイクルは保存期間に応じたストレージクラス移行や失効が目的で、誤削除の防止にはなりません。
D:AWS Config はリソースの構成を評価・記録するサービスで、修復アクションは構成違反を是正するものです。リアルタイムにユーザーの S3 削除操作をブロックする仕組みではなく、誤削除の予防的制御には適しません。
【参考】
S3 バージョニングの使用MFA delete の設定