【正解】C
【0からの解説】
要件は「元ファイルを90日間保持(その間は再処理に備えてアクセスする可能性あり)」「90日後は削除」「最もコスト効率よく」です。
・90日でデータを完全に削除するのですから、その途中で別のストレージクラス(Glacier 等)へ移行しても意味がありません。むしろ移行には最低保管期間や移行手数料が絡み、すぐ消すデータには割高・無駄になります。
・最もシンプルかつ安価なのは「90日間 S3 Standard に置き、S3 ライフサイクルルールで90日後に Expire(削除)する」ことです。再処理にすぐアクセスできる Standard のまま保持し、期限到来で自動削除します。
この素直な構成 C が最もコスト効率的です。
【誤りの選択肢】
A:90日後に削除するのに、その前に Glacier Flexible Retrieval へ移行するのは無意味です。Glacier への移行コストや最低保管期間(90日)のペナルティが発生し得て、かえって割高になります。
B:バージョニングや Object Lock(書き込み禁止のロック)は要件にありません。Object Lock を有効にすると保持期間中はオブジェクトを削除できず、不要な機能でコストと複雑さが増えます。
D:S3 Intelligent-Tiering は対象オブジェクトごとに月額のモニタリング・自動階層化手数料がかかります。90日という短期間で削除する大容量ファイルにはモニタリング費用が無駄で、Standard + Expire より割高になります。バージョニングも不要です。
【参考】
S3 ライフサイクル設定でオブジェクトを失効させるAmazon S3 ストレージクラス