模擬問題集SOA-C03練習問題 12

SOA-C03 練習問題 12

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問題
ある企業が Amazon S3 バケットにバックアップを保存しています。バックアップは作成後、少なくとも3か月間は削除できないようにする必要があります。 この要件を満たすために CloudOps エンジニアは何をすべきですか?

選択肢と解説

  • 1
    すべてのユーザーに対して s3:DeleteObject アクションを拒否する IAM ポリシーを構成する。オブジェクトが書き込まれてから3か月後にそのポリシーを削除する。
  • 新しい S3 バケットでコンプライアンスモードの S3 Object Lock を有効にする。すべてのバックアップを保持期間3か月でその新しい S3 バケットに配置する。
  • 3
    既存の S3 バケットで S3 バージョニングを有効にする。S3 ライフサイクルルールを構成してバックアップを保護する。
  • 4
    新しい S3 バケットでガバナンスモードの S3 Object Lock を有効にする。すべてのバックアップを保持期間3か月でその新しい S3 バケットに配置する。

解説

【正解】B

【0からの解説】
「一定期間、誰にも削除させない」という WORM(Write Once Read Many)要件には S3 Object Lock を使います。Object Lock には2つのモードがあります。
・コンプライアンスモード:保持期間中は、ルートユーザーを含む誰もオブジェクトバージョンを削除・上書きできず、保持期間自体を短縮することもできません。規制対応の厳格な保護に使います。
・ガバナンスモード:s3:BypassGovernanceRetention 権限を持つ特権ユーザーは保護を解除して削除できます。
設問は「少なくとも3か月間は削除できないようにする」という確実な保護が要件なので、誰も削除できないコンプライアンスモードで保持期間3か月を設定するのが正解です。なお Object Lock はバケット作成時に有効化する必要があり(既存バケットでは原則 AWS サポート経由)、バージョニングも自動的に有効になるため、新しいバケットを使う選択肢が妥当です。

【誤りの選択肢】
A:IAM ポリシーによる拒否はあくまで権限ベースの制御で、ポリシーの変更・削除や別の権限を持つ主体によって回避できます。確実な削除防止にはなりません。
C:バージョニングとライフサイクルだけでは削除を防げません。バージョニングは削除マーカーを付けるだけで、誰でも DeleteObject を実行でき、特定バージョンの完全削除も可能です。
D:ガバナンスモードは BypassGovernanceRetention 権限を持つユーザーが保護を解除できるため、「少なくとも3か月削除できない」を厳密には保証できません。確実性を求める本設問ではコンプライアンスモードが正解です。

【参考】
S3 Object Lock の使用
S3 Object Lock の保持モード(コンプライアンス/ガバナンス)
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