【正解】D
【0からの解説】
この問題のポイントは 2 つです。(1) 多数の VPC + 複数のオンプレミスデータセンターを「最も運用負荷が少なく」相互接続するトポロジの選択、(2) 複数ギガバイトのファイル転送に向けたジャンボフレーム(高 MTU)の正しい値です。
まずトポロジ。多数の VPC を相互接続する場合、VPC ピアリングは「フルメッシュ」になり、VPC が増えるたびにピアリング接続と各 VPC のルートテーブルの静的ルートを追加・管理する必要があり、運用負荷が急増します。一方 AWS Transit Gateway は「ハブ&スポーク」で、各 VPC を 1 回アタッチしてルート伝播(propagation)を有効にするだけで相互接続でき、オンプレミス側も Direct Connect ゲートウェイを Transit Gateway に関連付け、transit VIF 1 つで集約できます。よって運用負荷が最小なのは Transit Gateway + Direct Connect ゲートウェイ + transit VIF の構成(C か D)です。
次に MTU。Direct Connect 上のプライベート VIF は最大 9001 バイトのジャンボフレームに対応しますが、
Transit Gateway 経由(transit VIF)でジャンボフレームを使う場合の最大 MTU は 8500 バイトです。したがって transit VIF の MTU は 9001 ではなく 8500 を指定する D が正解です。
【誤りの選択肢】
A:仮想プライベートゲートウェイ + プライベート VIF + VPC ピアリング + 静的ルーティングという構成で、VPC が増えるたびにピアリングとルートを手作業で増やす必要があり運用負荷が大きい。
B:A と同様にピアリング+静的ルーティングで運用負荷が大きい(MTU 値自体は妥当だがトポロジが非効率)。
C:トポロジ(Transit Gateway + transit VIF)は正しいが、transit VIF の最大 MTU は 8500 であり 9001 は構成できないため誤り。
【参考】
AWS Direct Connect のジャンボフレームに関するページ(MTU 8500 / 9001)Transit Gateway と Direct Connect ゲートウェイの関連付け