【正解】B、D
【0からの解説】
要件を整理すると、(1) 信頼性が高く一貫した接続(=Direct Connect)、(2) 高可用性、(3) S3 への大量データ送信を同じ接続で行う、(4) すべてのパケットの暗号化、です。
高可用性(2)を満たすには、単一障害点を避けるため
各データセンターからそれぞれ Direct Connect 接続 を用意します(B)。1 つのデータセンターからだけでは、そのサイトや回線が落ちると全体が切れます。
S3 への送信(3)と暗号化(4)を同時に満たすには、
パブリック VIF を使います。S3 は AWS のパブリックサービスであり、プライベート VIF や transit VIF からは S3 のパブリックエンドポイントに到達できません(パブリックサービスへの到達はパブリック VIF が必要)。そしてパブリック VIF 上で AWS Site-to-Site VPN(IPsec)を確立すれば、Direct Connect の安定性を保ちつつ、S3 や複数リージョン(us-east-1 / us-west-2)の VPC への通信を含む全パケットを暗号化できます。これが D です。
したがって正解は B と D です。
【誤りの選択肢】
A:プライベート VIF は S3 のパブリックエンドポイントへ到達できないため、「同じ接続で S3 に大量データを送る」要件を満たせない。
C:1 つのデータセンターからのみの Direct Connect では高可用性(単一障害点の排除)を満たせない。
E:transit VIF / Transit Gateway は VPC へのプライベート接続用であり、S3 のパブリックエンドポイントへの到達手段にならない。また transit VIF 単体では IPsec 暗号化を提供しないため「すべてのパケットの暗号化」要件も満たせない。
【参考】
AWS Direct Connect の回復性(高可用性)のベストプラクティスDirect Connect 上の Site-to-Site VPN(パブリック VIF 上の IPsec で暗号化)