【正解】D
【0からの解説】
Amazon API Gateway の「プライベート REST API」は、VPC 内のインターフェイス VPC エンドポイント(execute-api)経由でのみアクセスできる API です。Direct Connect で接続されたオンプレミスのクライアントは、VPC のインターフェイスエンドポイントを通じてプライベートにこの API を呼び出せます。
ここで重要なのは「追加のインフラストラクチャのセットアップなしで」という条件です。インターフェイスエンドポイントで
プライベート DNS を有効化 すると、API の通常の(パブリックな)実行エンドポイント名、すなわち
{restapi-id}.execute-api.{region}.amazonaws.com という DNS 名が、VPC 内/オンプレミス側からはエンドポイントのプライベート IP に名前解決されるようになります。つまりクライアントは特別な URL を組み立てる必要がなく、API の「パブリック DNS 名(標準の実行エンドポイント名)」をそのまま使ってプライベートに到達できます。これが「追加セットアップ不要」を満たす D です。
※補足: 選択肢 D の「パブリック DNS 名」とは、プライベート DNS を有効化したときに名前解決先がプライベート IP に切り替わる、API の標準の execute-api ホスト名を指します。Route 53 のカスタムエイリアスやエンドポイント固有 DNS 名を別途設定する必要がないため、最も手間がかかりません。
【誤りの選択肢】
A:プライベート DNS を有効化した場合、利用するのは API の標準(パブリック)実行エンドポイント名であり、「エンドポイント自身のプライベート DNS 名(VPC エンドポイント固有のホスト名)」を直接使うと、URL の組み立てや Host ヘッダー指定などの追加作業が必要になり「追加セットアップ不要」に反する。
B:Route 53 エイリアスを別途作成する追加作業が必要であり、条件「追加のインフラ不要」に反する。
C:プライベート DNS の有効化に言及しておらず、さらに「エンドポイントをプライベート REST API に関連付ける」設定と Route 53 エイリアス作成という追加作業が必要なため不適切。
【参考】
API Gateway プライベート REST API の呼び出しAPI Gateway 用インターフェイス VPC エンドポイントの作成(プライベート DNS)