【正解】C、D
【0からの解説】
この問題は 2 つの独立した要件を満たす必要があります。
(1) 複数の執筆者が頻繁に更新する共有ファイルを、複数 AZ にまたがる EC2 インスタンス群から「同時に読み書きできる共有ストレージ」として配信し、更新を遅延させないこと。
(2) 200 TB のアーカイブデータを「可能な限り早く」S3 へ移動すること。
(1) について、Amazon EFS は複数の EC2 インスタンスから同時にマウントできるフルマネージドな NFS 共有ファイルシステムです。オンプレミス側にも(Direct Connect/VPN 経由で)マウントできるため、まず NAS の代わりに EFS を使ってコンテンツをコピーし、移行後は EC2 群が同じ EFS をマウントして配信できます。共有・同時書き込み・複数 AZ という要件に最も合致します(選択肢 C)。
(2) について、200 TB を Site-to-Site VPN(一般に数百 Mbps 〜 1.25 Gbps 程度)でネットワーク転送するには膨大な時間がかかります。物理デバイスで一括輸送する AWS Snowball Edge Storage Optimized(1 台あたり約 80 TB 使用可能)を使うのが最速です。200 TB なので複数台になりますが、それでもネットワーク転送より圧倒的に速く、「可能な限り早く」を満たします(選択肢 D)。
【誤りの選択肢】
A:週次の cron で NAS から EC2 を更新する方式は、1 日数回の更新に追従できず(週 1 回しか反映されない)、各インスタンスにデータを複製する運用も煩雑で、共有ストレージという本質的な要件を満たしません。
B:EBS Multi-Attach は同一 AZ 内のごく限られた条件(Nitro・io1/io2 等)でしか共有できず、複数 AZ にまたがる EC2 では共有できません。また週次同期では頻繁な更新に追従できません。
E:AWS Snowcone SSD は容量が約 14 TB(SSD モデル)と非常に小さく、200 TB の移行には全く足りません。大容量データの一括移行には Snowball Edge が適切です。
【参考】
Amazon EFS とはAWS Snowball Edge デバイスのオプションAWS Snowcone とは