【正解】A
【0からの解説】
RPO(目標復旧時点)100 分は「直近 100 分以内の状態に戻せること」を意味します。AWS Backup のデフォルトプランは 1 日 1 回のバックアップなので、最大で約 24 時間分のデータを失う可能性があり RPO 100 分を満たせません。よってバックアップ間隔を 100 分より短くする必要があります。
ここで重要なのは、AWS Backup の EFS バックアップは「継続的バックアップ(ポイントインタイムリカバリ)」をサポートしていない点です(継続的バックアップ対象は S3 や RDS、Aurora、DynamoDB など)。そのため、EFS では定期スナップショット型のスケジュールでしか細かい RPO を実現できません。1 時間(60 分)ごとのバックアップスケジュールにすれば、最大の損失は約 60 分となり RPO 100 分を満たします。
さらに、独自の IAM ロールを使ってバックアップを実行する場合は、暗号化に使う KMS キーのキーポリシーで、その IAM ロールに kms:Decrypt 等の使用を許可しておく必要があります。これで暗号化された EFS のバックアップ/復元が成立します。よって A が正解です。
【誤りの選択肢】
B:30 分間隔でも RPO 100 分は満たせますが、AWS Backup のバックアップ頻度(cron)は通常 1 時間より短い間隔をサポートしていません。30 分ごとという設定自体が成立しないため不適切です(A の 1 時間間隔で要件は十分満たせます)。
C:EFS は AWS Backup の継続的バックアップ(ポイントインタイムリカバリ)に対応していません。EFS で PITR を有効化するという前提が誤りです。
D:クロスリージョンレプリケーションは別リージョンへの複製(DR/可用性)であって、削除されたドキュメントを過去時点に戻す「バックアップ」ではありません。削除はレプリカ側にも伝播し得るため、RPO 100 分の復元要件を満たしません。
【参考】
AWS Backup による EFS のバックアップAWS Backup で暗号化に使う KMS キーの許可