【正解】A、C
【0からの解説】
要件は「オンプレミスから S3 へ、インターネットを通さずプライベートに送る」「既存の専用接続はない」です。
まず、オンプレミスと AWS をプライベートに結ぶ専用線が必要なので AWS Direct Connect を新設します。Direct Connect には VIF(仮想インターフェイス)が複数種類あり、VPC 内のプライベート IP リソースに到達するには「プライベート VIF」を使います(選択肢 A)。
次に、オンプレミスから S3 へ完全にプライベートな経路で到達させるには、VPC 内に S3 への「インターフェイスエンドポイント(AWS PrivateLink)」を作成します(選択肢 C)。インターフェイスエンドポイントは VPC 内に ENI(プライベート IP)を持つため、Direct Connect のプライベート VIF 経由でオンプレミスから名前解決・到達でき、トラフィックはインターネットを経由しません。1 つのネットワーキングアカウントの VPC にインターフェイスエンドポイントを置けば、別アカウントの S3 バケットにもバケットポリシー次第でアクセスできます(S3 はリージョン共有サービスのため、エンドポイントは特定バケット専用ではありません)。
【誤りの選択肢】
B:パブリック VIF は AWS のパブリックエンドポイント(パブリック IP)へ到達するためのもので、VPC 内のプライベートリソースには接続しません。また「インターネットを経由しない完全プライベート」という観点でも、S3 ゲートウェイエンドポイントはオンプレミスからは利用できず、要件に合いません。
D:S3 ゲートウェイエンドポイントは、同一リージョンの VPC 内(オンプレミスではなく VPC のサブネット)からのアクセス専用で、Direct Connect/VPN 経由のオンプレミスからは到達できません。オンプレミスからプライベートに S3 へ到達するにはインターフェイスエンドポイントが必要です。
E:VPC ピアリングは VPC 同士を接続するもので、S3 そのものへプライベート到達するための仕組みではありません。S3 はマネージドサービスであり VPC ではないため、ピアリングでは目的を満たせません。
【参考】
Amazon S3 用 AWS PrivateLock(インターフェイスエンドポイント)Direct Connect の仮想インターフェイス(VIF)