模擬問題集SAP-C02練習問題 12

SAP-C02 練習問題 12

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問題
ある企業が、ハイブリッド DNS ソリューションをアーキテクトする必要があります。このソリューションでは、VPC 内に保存されたリソースのために、ドメイン cloud.example.com 用の Amazon Route 53 プライベートホストゾーンを使用します。 同社には次の DNS 解決要件があります。 ・オンプレミスのシステムが cloud.example.com を解決し、接続できること。 ・すべての VPC が cloud.example.com を解決できること。 ・オンプレミスの企業ネットワークと AWS Transit Gateway の間には、すでに AWS Direct Connect 接続が存在する。 これらの要件を「最高のパフォーマンス」で満たすために、同社が使用すべきアーキテクチャはどれですか?

選択肢と解説

  • プライベートホストゾーンをすべての VPC に関連付ける。共有サービス VPC に Route 53 インバウンドリゾルバーを作成する。すべての VPC を Transit Gateway にアタッチし、オンプレミス DNS サーバーに cloud.example.com 用の転送ルールを作成して、そのインバウンドリゾルバーを指すようにする。
  • 2
    プライベートホストゾーンをすべての VPC に関連付ける。共有サービス VPC に Amazon EC2 の条件付きフォワーダーをデプロイする。すべての VPC を Transit Gateway にアタッチし、オンプレミス DNS サーバーに cloud.example.com 用の転送ルールを作成して、その条件付きフォワーダーを指すようにする。
  • 3
    プライベートホストゾーンを共有サービス VPC に関連付ける。共有サービス VPC に Route 53 アウトバウンドリゾルバーを作成する。すべての VPC を Transit Gateway にアタッチし、オンプレミス DNS サーバーに cloud.example.com 用の転送ルールを作成して、そのアウトバウンドリゾルバーを指すようにする。
  • 4
    プライベートホストゾーンを共有サービス VPC に関連付ける。共有サービス VPC に Route 53 インバウンドリゾルバーを作成する。共有サービス VPC のみを Transit Gateway にアタッチし、オンプレミス DNS サーバーに cloud.example.com 用の転送ルールを作成して、そのインバウンドリゾルバーを指すようにする。

解説

【正解】A

【0からの解説】
要件は、(1) すべての VPC が cloud.example.com を解決できる、(2) オンプレミスからも解決できる、をできるだけ高性能(低レイテンシー・少ホップ)で満たすことです。

(1) について、プライベートホストゾーン(PHZ)を「すべての VPC に関連付ける」と、各 VPC は自身の VPC リゾルバー(Amazon が提供する .2 リゾルバー)で直接 PHZ を解決できます。リゾルバーへ転送する必要がないため最も高速です。1 つの VPC だけに関連付ける構成(C・D)だと、他の VPC は転送経由でしか解決できず遅くなります。

(2) について、オンプレミスから AWS 内の名前を解決させるには Route 53 Resolver の「インバウンドエンドポイント(インバウンドリゾルバー)」を使います。オンプレミス DNS に cloud.example.com の転送ルールを設定し、インバウンドエンドポイントの IP を向け先にすれば、オンプレミスから AWS の PHZ を解決できます。

さらに、すべての VPC を Transit Gateway にアタッチしてあることで、オンプレミス → インバウンドリゾルバー、および VPC 間の到達性が確保されます。これらを満たすのは選択肢 A です。

【誤りの選択肢】
B:オンプレミスからの解決を「EC2 上の条件付きフォワーダー」で実現する構成は、自前で EC2 を運用する必要があり、Route 53 Resolver インバウンドエンドポイントを使うマネージドな A に比べ運用負荷が高く、パフォーマンス/可用性でも劣ります。
C:PHZ を共有サービス VPC のみに関連付けると、他の VPC は直接解決できません。さらにオンプレミスからの「インバウンド」解決に必要なのはインバウンドエンドポイントであり、アウトバウンドリゾルバー(AWS→オンプレミス方向の転送用)では役割が逆で要件を満たせません。
D:インバウンドリゾルバーの方向は正しいものの、PHZ を共有サービス VPC のみに関連付け、かつ共有サービス VPC のみを TGW にアタッチしているため、「すべての VPC が解決できる」要件を満たせず、各 VPC の直接解決による高性能化もできません。

【参考】
Route 53 Resolver によるハイブリッド DNS
プライベートホストゾーンの複数 VPC への関連付け
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