【正解】A
【0からの解説】
①前提知識
・Cloud CDN は、外部アプリケーション ロードバランサ(Application Load Balancer)のバックエンド サービスまたはバックエンド バケットで有効にするキャッシュ機能です。レイヤ 7(HTTP/HTTPS)で動作するため、パススルー ネットワーク ロードバランサ(レイヤ 4)では使えません。
・インターネット NEG は、Google Cloud の外にあり公開インターネットから到達できるエンドポイント(FQDN または外部 IP とポート)をロードバランサのバックエンドとして登録する NEG です。オンプレミスや他クラウドのオリジンに Cloud CDN を適用する「外部バックエンド(カスタム オリジン)」の標準的な構成として公式ドキュメントに記載されています。
・ハイブリッド接続 NEG(ハイブリッド NEG)は、Cloud VPN や Cloud Interconnect などのハイブリッド接続を介して到達する「内部 IP」のエンドポイントを登録する NEG です。
②要件と制約語の整理
・Cloud CDN を使う
・オリジンは AWS 上で稼働中の既存アプリケーション(インターネットから FQDN で到達可能、AWS とのハイブリッド接続は問題文にない)
③正解の理由
アプリケーションの FQDN を指すインターネット NEG を作り、外部 Application Load Balancer のバックエンド サービスに設定して Cloud CDN を有効にすれば、AWS 上のアプリケーションをオリジンとしてキャッシュ配信できます。FQDN を使うので、AWS 側の IP アドレスが変わる構成(ELB など)でも追従でき、移行完了後はバックエンドを Google Cloud 上のものに切り替えるだけで済みます。
【誤りの選択肢】
B:パススルー ネットワーク ロードバランサやターゲット プールでは Cloud CDN を有効にできません。また、ハイブリッド NEG は VPN / Interconnect 経由の内部 IP を対象とするもので、問題文にはそのような接続はありません。
C:インターネット NEG の使い方は正しいものの、パススルー ネットワーク ロードバランサは Cloud CDN に対応していません(Cloud CDN は Application Load Balancer でのみ利用可能)。
D:Application Load Balancer と Cloud CDN の組み合わせは正しいですが、ハイブリッド NEG を使うには AWS との間に Cloud VPN や Cross-Cloud Interconnect などのハイブリッド接続を新たに構築する必要があり、構成と運用の負荷が増えます。インターネットから到達できる既存アプリケーションを参照するだけなら、インターネット NEG が適切です。
【参考】
インターネット NEG を使用して指定された外部バックエンド | Cloud CDNインターネット ネットワーク エンドポイント グループの概要 | Cloud Load Balancing