模擬問題集 › GCP-PCNE › 練習問題 11

GCP-PCNE 練習問題 11|ネットワーク運用の管理・監視・トラブルシューティング

Professional Cloud Network Engineer・無料公開(全 200 問中 15 問を無料公開中)

問題
あなたは会社のネットワーク セキュリティを管理しており、本番環境のサブネットに属する Compute Engine VM からの異常なアウトバウンド トラフィックに気付きました。その VM が悪意のある外部 IP アドレスと通信しようとしているため、侵害されている可能性を疑っています。この特定の VM との間のすべての IP 接続について、送信元 / 宛先 IP、ポート、プロトコル、転送データ量を含む詳細なメタデータを取得したいと考えています。どうすればよいですか。

選択肢と解説

  • ✓
    ・VM を含むサブネットで VPC フローログを有効にする。・詳細を最大にするためにサンプリング レートを 1.0 に設定し、Cloud Logging で VM の IP アドレスによってログをフィルタする。
  • 2
    ・Network Intelligence Center に移動し、VM に対して新しい接続テストを実行する。・レポートを分析し、どの構成がそのトラフィックを許可しているかを確認する。
  • 3
    ・パケット ミラーリングを使用して、疑わしい VM からのすべてのネットワーク パケットのリアルタイムのコピーを作成する。・そのコピーを分析用のコレクタ VM に転送する。
  • 4
    ・優先度 65535 で、すべてのアウトバウンド トラフィックを許可する新しい下り(外向き)ファイアウォール ルールを作成する。・この新しいルールでファイアウォール ルール ロギングを有効にして、すべての接続の詳細を取得する。

解説

【正解】A

【0からの解説】
①前提知識
・VPC フローログは、VM のネットワーク インターフェースで送受信された IP フロー(接続)のメタデータを記録する機能です。各レコードには、5 タプル(送信元 / 宛先 IP、送信元 / 宛先ポート、プロトコル)、送受信バイト数・パケット数、開始 / 終了時刻、VM 名などの付加情報が含まれ、Cloud Logging で検索・フィルタできます。サブネット単位(現在はネットワークや Interconnect / VPN 単位の構成も可能)で有効化し、サンプリング レート(0.0〜1.0)や集約間隔を設定できます。1.0 にすると記録対象のログをすべて残すため、最も詳細になります。
・パケット ミラーリングは、パケットのヘッダーとペイロードを丸ごと複製してコレクタ(内部パススルー ネットワーク ロードバランサ配下の IDS など)に送る機能です。パケットの中身まで解析するディープ パケット インスペクション向けです。

②要件と制約語の整理
・特定の VM の「すべての IP 接続」について
・送信元 / 宛先 IP、ポート、プロトコル、「転送データ量」という「メタデータ」を取得したい(パケットの中身ではない)

③正解の理由
VPC フローログを VM のサブネットで有効にし、サンプリング レートを 1.0 にすれば、要件にあるフィールド(IP・ポート・プロトコル・バイト数)がそのままログ レコードとして得られます。Cloud Logging で VM の IP アドレス(または VM 名)でフィルタすれば、その VM の接続だけを調査でき、外部の悪性 IP との通信量も確認できます。追加のコレクタ VM などのインフラも不要です。
※ VPC フローログは Google 側の一次サンプリングを伴うため、厳密には「全パケット」ではありませんが、接続単位のメタデータ取得という目的では最適な選択肢です。

【誤りの選択肢】
B:接続テストは、ルートやファイアウォールの「構成」からある通信が到達可能かどうかを解析するツールで、実際に発生した接続の記録(どの IP とどれだけデータを送ったか)は取得できません。
C:パケット ミラーリングでもデータは取れますが、パケット全体を複製するため、コレクタ VM・内部ロードバランサの構築やストレージ、解析の手間とコストが大きくなります。要件は「メタデータ」の取得であり、ペイロードまでのコピーは過剰です。
D:優先度 65535 は最も低い優先度で、より優先度の高い既存ルールに一致した通信はこのルールでは評価されないため、すべての接続は記録されません。また、ファイアウォール ルール ロギングは転送データ量(バイト数)を記録しません。さらに、侵害が疑われる VM に対して「すべての送信を許可」するルールを追加するのはセキュリティ上も逆効果です。

【参考】
VPC Flow Logs | Virtual Private Cloud
VPC Flow Logs のレコードについて | Virtual Private Cloud
← 練習問題 10練習問題 12 →
GCP-PCNE の模擬問題集は全 200 問

本番形式の練習テスト 4 回を、試験モード/演習モードで受験できます。 全問に解説付き、ドメイン別の弱点分析にも対応。模試プラン(月額 ¥980)からご利用いただけます。

GCP-PCNE の模試を受ける料金プランを見る

GCP-PCNE の無料公開問題

問題 1問題 2問題 3問題 4問題 5問題 6問題 7問題 8問題 9問題 10問題 11問題 12問題 13問題 14問題 15