【正解】C
【0からの解説】
各 Web アプリは自分のオリジン(例: www.example.com)から配信されますが、共通の JavaScript や Web フォントは別オリジンの「中央 S3 バケット」から読み込みます。ブラウザには「同一オリジンポリシー」というセキュリティ機構があり、異なるオリジンからのリソース取得(特にフォントや一部のスクリプト読み込み)はサーバー側が明示的に許可しない限りブロックされます。
この許可を与える仕組みが CORS(クロスオリジンリソース共有)です。中央 S3 バケットに CORS 構成を追加し、各 Web アプリのオリジンからのアクセスを許可すれば、ブラウザはレスポンスの CORS ヘッダーを見てクロスオリジン読み込みを許可します。症状(クロスオリジンのブロック)と対策(CORS 設定)が直結する典型問題です。
【誤りの選択肢】
A:S3 アクセスポイントは大規模な共有データセットへのアクセス管理を簡素化する機能で、ブラウザのクロスオリジン制約とは無関係です。
B:バケットポリシーは S3 側の認可(誰がオブジェクトを取得できるか)を制御するもので、ブラウザの同一オリジンポリシーによるブロックは解決できません。アクセス可否ではなくブラウザのオリジン制御が問題なので的外れです。
D:Content-MD5 はデータ整合性(転送中の破損検出)のためのヘッダーで、クロスオリジン読み込みの許可とは全く関係ありません。
【参考】
Amazon S3 の CORS 設定