模擬問題集AIP-C01練習問題 8

AIP-C01 練習問題 8

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問題
ある企業が、Amazon Bedrock の基盤モデル(FM)を使用する生成 AI(GenAI)搭載のカスタマーサポートアプリケーションを開発しています。このアプリケーションは、同一ユーザーとの複数回のやり取りにわたって会話のコンテキストを維持しなければなりません。また、曖昧なユーザークエリに対処するための明確化ワークフロー(聞き返しの確認フロー)を実行しなければなりません。同社は、パーソナライゼーションに使用するために、各ユーザーの会話の暗号化された記録を保存しなければなりません。アプリケーションは、数千の同時ユーザーに対応しながら、各ユーザーに迅速に応答できなければなりません。 これらの要件を満たすソリューションはどれですか?

選択肢と解説

  • 1
    AWS Step Functions Express ワークフローを使用して会話フローをオーケストレーションする。AWS Lambda 関数を呼び出して明確化ロジックを実行する。会話履歴を Amazon RDS に保存し、セッション ID を主キーとして使用する。
  • AWS Step Functions Standard ワークフローを使用して明確化ワークフローをオーケストレーションする。コールバック待機(Wait for a Callback)パターンを組み込んでワークフローを管理する。会話履歴を Amazon DynamoDB に保存する。オンデマンドキャパシティを購入し、サーバー側暗号化を構成する。
  • 3
    Amazon API Gateway REST API を使用してアプリケーションをデプロイし、ユーザーリクエストを AWS Lambda 関数にルーティングして会話コンテキストを更新・取得する。会話履歴を Amazon S3 に保存し、サーバー側暗号化を構成する。各やり取りを個別の JSON ファイルとして保存する。
  • 4
    AWS Lambda 関数を使用して Amazon Bedrock の推論 API を呼び出す。Amazon SQS キューを使用して明確化ステップをオーケストレーションする。会話履歴を Amazon ElastiCache(Redis OSS)クラスターに保存する。保存時の暗号化を構成する。

解説

【正解】B

【0からの解説】
この問題のポイントは 2 つあります。
(1) 明確化ワークフロー=「ユーザーの追加回答を待ってから処理を続行する」フローをどうオーケストレーションするか。AWS Step Functions の「コールバック待機(Wait for a Callback with Task Token)」パターンは、タスクトークンを発行して外部からの応答(ここではユーザーの明確化回答)が返るまでワークフローを一時停止できる仕組みです。ユーザーの応答は数分〜数時間かかる可能性があるため、最長 1 年間実行できる Standard ワークフローが適しています(Express は最長 5 分)。
(2) 会話履歴の保存先。Amazon DynamoDB はミリ秒単位の低レイテンシで自動スケールする NoSQL データベースで、「数千の同時ユーザー」「迅速な応答」に最適です。オンデマンドキャパシティなら負荷予測なしでスケールし、サーバー側暗号化で「暗号化された記録の保存」要件も満たします。

【B が正解の理由】
Standard ワークフロー+コールバック待機パターンが明確化ワークフローの待ち時間を正しく扱え、DynamoDB(オンデマンド+暗号化)が大量同時アクセス・低レイテンシ・暗号化のすべてを満たすためです。

【誤りの選択肢】
A:Express ワークフローは最長 5 分の実行制限があり、ユーザーの応答を待つ明確化フローには不適です。また Amazon RDS はリレーショナルデータベースで、数千の同時接続をさばくにはコネクション管理やスケーリングの考慮が必要になり、セッションデータ用途では DynamoDB に劣ります。
C:Amazon S3 はオブジェクトストレージであり、会話のたびに小さな JSON ファイルを読み書きする低レイテンシのセッション管理には不向きです。また、曖昧クエリに対する明確化ワークフローを実行する仕組みがこの構成には含まれていません。
D:Amazon SQS は非同期メッセージキューであり、ユーザーとの対話的なやり取り(応答を待って次の処理へ進む)のオーケストレーションには適しません。ElastiCache はインメモリキャッシュで一時データ向きであり、パーソナライゼーションのために会話記録を永続保存する用途の主データストアとしては不適切です。

【参考】
タスクトークンを使用したコールバック待機(サービス統合パターン)
Standard ワークフローと Express ワークフロー
DynamoDB の保管時の暗号化
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