模擬問題集AIP-C01練習問題 14

AIP-C01 練習問題 14

AWS Generative AI Developer – Professional・AIの安全性・セキュリティ・ガバナンス・無料公開(全 100 問中 15 問を無料公開中)

問題
ある企業が、Amazon Bedrock の基盤モデル(FM)を搭載した AI アシスタントを使用する顧客コミュニケーションプラットフォームを開発しています。AI アシスタントは顧客メッセージを要約し、初期応答の下書きを生成します。 同社は、Amazon Comprehend を使用して多層的なコンテンツフィルタリングを実装したいと考えています。この多層的なコンテンツフィルタリングは、攻撃的なコンテンツの共有を防止し、顧客のプライバシーを保護し、不適切なアドバイスの要求(インアプロプリエイト・アドバイス・ソリシテーション)の可能性を検出しなければなりません。不適切なアドバイスの要求には、非倫理的な行為、有害な活動、操作的な行動への依頼が含まれます。なお、ソリューションは全体として許容可能な応答時間を維持しなければならないため、すべての前処理フィルターはコンテンツが FM に到達する前に完了しなければなりません。 これらの要件を満たすソリューションはどれですか?

選択肢と解説

  • 1
    非同期 API 呼び出しによる並列処理を使用する。攻撃的なコンテンツには毒性検出を使用する。不適切なアドバイスの要求にはプロンプト安全性分類を使用する。個人を特定できる情報(PII)の検出は、マスキング(リダクション)なしで使用する。
  • 2
    カスタム分類を使用して、攻撃的なコンテンツと不適切なアドバイスの要求を検出する FM を構築する。PII 検出は、メッセージがカスタム分類器を通過した場合にのみ二次フィルターとして適用する。
  • 3
    多段階プロセスをデプロイする。最初にプロンプト安全性分類を使用し、次に安全と判定されたプロンプトのみに毒性検出を、最後にストリーミングモードで個人を特定できる情報(PII)検出を使用するようにプロセスを構成する。フラグ付けされたメッセージは Amazon EventBridge 経由で人間によるレビューにルーティングする。
  • すべてのカテゴリに対してしきい値を 0.5 に構成した毒性検出を使用する。プロンプト安全性分類と、エンティティのマスキング(リダクション)を伴う個人を特定できる情報(PII)検出の両方に並列処理を使用する。フィルターメトリクスに Amazon CloudWatch アラームを適用する。

解説

【正解】D

【0からの解説】
Amazon Comprehend は自然言語処理(NLP)のマネージドサービスで、本問に関係する機能は次の 3 つです。
・毒性検出(Toxicity Detection):攻撃的・有害な表現をスコア付きで検出。
・プロンプト安全性分類(Prompt Safety Classification):LLM へ渡すプロンプトが安全か(不正な依頼・操作的な内容を含まないか)を分類。
・PII 検出とマスキング(リダクション):氏名・住所などの個人情報を検出し、伏せ字に置換。

要件は「攻撃的コンテンツの防止」「プライバシー保護」「不適切なアドバイス要求の検出」を、FM 到達前に、応答時間を維持しながらすべて実施することです。

【D が正解の理由】
D は 3 つの機能をすべて正しく使い分けています。毒性検出(しきい値 0.5)で攻撃的コンテンツを防ぎ、プロンプト安全性分類で不適切なアドバイス要求を検出し、PII 検出をマスキング付きで適用して個人情報が FM に渡る前に除去(=プライバシー保護)します。さらにフィルターを並列処理することで、すべての前処理を FM 到達前に完了しつつ応答時間への影響を最小化できます。CloudWatch アラームで検出状況の監視も可能です。

【誤りの選択肢】
A:「PII 検出をマスキングなしで使用する」点が誤りです。検出だけでは個人情報がそのまま FM に送られてしまい、顧客のプライバシー保護という要件を満たせません。
B:Comprehend のカスタム分類は分類器を学習させる機能であり、「FM を構築する」という記述は不正確です。さらに PII 検出を「分類を通過した場合のみ」の条件付きにすると、分類段階でブロックされなかったメッセージ以外の PII 保護に漏れが生じ、また直列処理のため遅延も増えます。
C:直列の多段階処理は各ステージの処理時間が積み上がるため、応答時間の要件に不利です。また人間によるレビューを挟む設計は、リアルタイムの顧客コミュニケーションの前処理として遅延が大きすぎます。

【参考】
Amazon Comprehend の毒性検出
Amazon Comprehend による PII の検出
← 練習問題 13練習問題 15
AIP-C01 の模擬問題集は全 100

本番形式の練習テスト 2 回を、試験モード/演習モードで受験できます。 全問に解説付き、ドメイン別の弱点分析にも対応。模試プラン(月額 ¥980)からご利用いただけます。

AIP-C01 の模試を受ける料金プランを見る

AIP-C01 の無料公開問題

問題 1問題 2問題 3問題 4問題 5問題 6問題 7問題 8問題 9問題 10問題 11問題 12問題 13問題 14問題 15