模擬問題集AIP-C01練習問題 1

AIP-C01 練習問題 1

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問題
ある金融サービス企業は、Amazon Bedrock の基盤モデル(FM)を使用してコールセンターの通話録音を分析したいと考えています。通話が終了すると、コールセンターは録音を MP3 ファイルとして Amazon S3 バケットに保存します。同社は、新しいファイルが作成されたらすぐに、録音の要約と感情分析を構造化された形式で生成する必要があります。録音の平均サイズは 20 MB です。 これらの要件を満たすソリューションの組み合わせはどれですか?(2つ選択してください。)

選択肢と解説

  • 1
    AWS Step Functions を使用して録音を処理するワークフローをオーケストレーションする。Amazon Transcribe を呼び出して音声をテキストに変換し、ジョブの完了を検証し、AWS Lambda 関数を呼び出して Amazon Bedrock の FM を使用してテキストを処理し、構造化された分析出力を生成するステップを構成する。
  • 2
    AWS Step Functions を使用して録音を処理するワークフローをオーケストレーションする。Amazon Transcribe を呼び出して音声をテキストに変換し、ジョブの完了を検証し、Amazon Bedrock の FM を直接呼び出して JSON 形式で要約と感情分析を生成するステップを構成する。
  • AWS Step Functions を使用して録音を処理するワークフローをオーケストレーションする。Amazon Transcribe を呼び出して音声をテキストに変換し、ジョブの完了を検証し、AWS Lambda 関数を呼び出してプロンプトを作成し、そのプロンプトで Amazon Bedrock の FM を呼び出して構造化された分析出力を生成するステップを構成する。
  • ソースの S3 バケットが Amazon EventBridge にイベントを送信するように構成する。バケットにオブジェクトが作成されたときに Step Functions ワークフローを起動する EventBridge ルールを作成する。
  • 5
    バケットにオブジェクトが作成されたときに、ソースの S3 バケットから Step Functions ワークフローへ直接通知を送信するように構成する。

解説

【正解】C、D

【0からの解説】
この問題は「S3 に音声ファイルが置かれたら、自動で文字起こし→AI 分析する」イベント駆動アーキテクチャの設計問題です。登場するサービスを整理しましょう。
・Amazon Transcribe:音声をテキストに変換(文字起こし)するマネージドサービス。
・Amazon Bedrock:Claude などの基盤モデル(FM)を API で呼び出せるマネージドサービス。要約や感情分析が得意。
・AWS Step Functions:複数の処理ステップ(文字起こし→完了確認→AI 分析)を順序立てて実行するワークフローサービス。
・Amazon EventBridge:「S3 にファイルが作成された」などのイベントを受け取り、ルールに従って別サービスを起動するイベントバス。

処理の流れは「(D) S3 → EventBridge → Step Functions 起動」→「(C) Transcribe で文字起こし → Lambda がプロンプト(FM への指示文)を組み立てて Bedrock を呼び出し、構造化された要約・感情分析を生成」となります。

【C が正解の理由】
FM から「構造化された形式」の出力を確実に得るには、文字起こし結果をそのまま渡すのではなく、「以下の通話記録を要約し、感情を JSON 形式で出力してください」といったプロンプトを組み立てる工程が不可欠です。Lambda 関数でプロンプトを作成してから FM を呼び出す C は、この要件を最も直接的に満たします。

【D が正解の理由】
S3 のイベントを EventBridge に送信し、ルールで Step Functions をターゲットに指定するのは、「新しいファイルが作成されたらすぐに処理を開始する」ための AWS 標準パターンです。EventBridge は Step Functions ステートマシンをネイティブにターゲット指定できます。

【誤りの選択肢】
A:C と似ていますが「テキストを処理する」とあるだけで、構造化出力に必要なプロンプトの作成が含まれていません。要約と感情分析を所定の構造で得るにはプロンプト設計が必要なため、C のほうが要件に合致します。
B:Step Functions には Bedrock の最適化統合(InvokeModel)がありますが、ステート間で受け渡せるペイロードサイズには上限(256 KB)があり、20 MB の録音から生成される長大な文字起こしテキストを直接渡すと失敗する可能性があります。また、プロンプトを組み立てる工程がなく、構造化出力の品質を担保できません。
E:S3 のイベント通知(S3 Event Notifications)が直接送信できる宛先は SNS・SQS・Lambda のみで、Step Functions へ直接通知を送ることはできません。Step Functions を起動するには EventBridge を経由する必要があります。

【参考】
Amazon EventBridge を使用した Amazon S3 イベント通知
AWS Step Functions とは
Amazon Transcribe とは
練習問題 2
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