【正解】B
【0からの解説】
①前提知識:Google SecOps(旧 Chronicle)のキュレート検出(Curated Detections)は、Google が作成・保守する検出ルールセットです。「優先度の高いネットワーク インジケーター(high priority network indicators)」は Applied Threat Intelligence(ATI)のルールセットの 1 つで、Mandiant / Google Threat Intelligence が把握している悪性の IP・ドメインとの通信を検出します。キュレート ルールは自分で中身を書き換えられないため、誤検知を減らすには「ルール除外(rule exclusions)」を使い、UDM フィールドと値(またはリスト)を指定して、条件に一致するイベントをルールセットの検出対象から外します。
②要件の整理:(a) 誤検知の発生源はオンプレミスのプロキシ サーバー、(b) アラート数を減らしたい。UDM では、通信を行った主体(送信元)は principal、通信先は target に入ります。プロキシ サーバーは社内ユーザーに代わって外部へ接続するため、ネットワーク ログ上ではプロキシ サーバーの IP が通信の送信元=principal.ip として現れます。
③正解の理由:principal.ip にプロキシ サーバーの IP アドレスを指定したルール除外を構成すれば、プロキシ サーバー発のイベントだけをルールセットの対象から外せます。悪性インジケーター自体(宛先)は引き続き他の送信元に対して検出されるため、検出カバレッジへの影響を限定しつつアラートを削減できます。
【誤りの選択肢】
A:network.asset.ip という UDM フィールドは存在しません(network は通信のプロトコルやセッション情報などを持つオブジェクトで、IP アドレスは principal / target などの名詞に入ります)。存在しないフィールドで除外は構成できません。
C:target.domain は通信先のドメイン、つまりこのルールセットが検出しようとしている悪性インジケーターそのものです。これを除外すると、プロキシ以外の端末からの本物の悪性通信まで見逃すことになり、誤検知対策として不適切です。
D:target.ip も同様に通信先(悪性 IP)を表すため、除外すると検出したい脅威そのものを無効化してしまいます。誤検知の発生源であるプロキシ サーバー(送信元)を絞り込むのが正しい方法です。
【参考】
Applied Threat Intelligence の概要 | Google Security OperationsUDM の概要 | Google Security Operations