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GCP-PSOE 練習問題 4|脅威ハンティング

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問題
あなたは Google Security Operations(SecOps)を使用している組織の SOC アナリストです。組織の環境で発生している疑わしいアクティビティを調査しています。Google SecOps のアラートは、一連のエンドポイントで PowerShell のアクティビティが繰り返し発生していることを示しています。脅威インテリジェンス フィードに含まれていないドメインへの外向き接続が行われています。このアクティビティは複数のシステムとユーザー アカウントにまたがって発生しています。影響を受けたシステムとユーザー ID を横断して検索し、悪意のあるユーザーを特定して侵害の範囲を把握する必要があります。どうすればよいですか。

選択肢と解説

  • ✓
    YARA-L 2.0 検索を実行して、影響を受けたシステムとユーザーにまたがるアクティビティを相関させる。
  • 2
    疑わしいドメイン文字列で raw ログ検索を実行し、関連するユーザー アクティビティに手動でピボットする。
  • 3
    User Sign-In Overview ダッシュボードを使用して、すべてのユーザーの認証の傾向と異常をモニタリングする。
  • 4
    Risk Analytics の Behavioral Analytics ダッシュボードを使用して、IP ベースの異常なアクティビティとリスクの高いユーザー行動を特定する。

解説

【正解】A

【0からの解説】
①前提知識:Google SecOps(旧 Chronicle)の SIEM では、取り込んだログはパーサーによって UDM(統合データモデル)に正規化されます。UDM 検索(検索機能)は YARA-L 2.0 の構文で記述でき、principal.hostname・principal.user.userid・target.process.command_line・network.dns.questions.name などの正規化フィールドに条件を付けて、ログソースの違いを意識せずに全環境を横断検索できます。さらに match や outcome(統計・集計)を使って、ホストやユーザーごとにイベントをグループ化し、件数や関連するドメインを集計することも可能です。

②要件の整理:状況は「複数のエンドポイント」「複数のユーザー アカウント」にまたがる PowerShell 実行と未知ドメインへの通信です。脅威インテリジェンスに載っていないため IOC 照合だけでは追えません。求められているのは「影響を受けたシステムとユーザー ID を横断して検索」し、「悪意のあるユーザーの特定」と「侵害範囲の把握」を行うことです。

③正解の理由:選択肢 A の「YARA-L 2.0 検索」とは、YARA-L 2.0 の構文で条件を書いて実行する UDM 検索(その場で過去のデータを調べるアドホックな検索)のことです。新しく取り込まれるイベントを継続的に監視してアラートを生成する「検出ルール」を作成するという意味ではありません。調査中の今この場で、取り込み済みのデータを掘り下げるための操作です。A の YARA-L 2.0 構文による UDM 検索なら、例えば PowerShell のプロセス起動イベントと疑わしいドメインへのネットワーク / DNS イベントを UDM フィールドで指定し、ホスト名やユーザー ID でグループ化して相関させられます。どのユーザーがどの端末で起点となったか、どの範囲に広がったかを 1 つのクエリで構造的に把握でき、調査の再現性も高まります。

【誤りの選択肢】
B:raw ログ検索は正規化前の文字列を対象とするため、ログソースごとの表記揺れに弱く、低速です。さらに「手動でピボット」する必要があり、複数のシステムとユーザーにまたがる相関を効率よく、漏れなく行うには不向きです。A と比べて手間がかかり、見落としのリスクも高くなります。
C:User Sign-In Overview ダッシュボードは認証(サインイン)の傾向を俯瞰するためのもので、PowerShell の実行や外向き通信との相関、侵害範囲の特定には使えません。「モニタリング」は継続監視であり、今回の調査(検索)の目的とも合いません。
D:Risk Analytics(UEBA)の Behavioral Analytics ダッシュボードはリスクの高いユーザーや異常を俯瞰するのに役立ちますが、特定の PowerShell 活動と未知ドメインへの通信をシステム・ユーザー横断で相関させて範囲を特定する用途には、具体的な検索の方が直接的です。また「IP ベースの異常」に焦点を当てており、今回のプロセス実行とドメイン通信の調査とはずれています。

【参考】
YARA-L を使ってみる | Google Security Operations
UDM の概要 | Google Security Operations
アラートとエンティティのコンテキストを調査する | Google Security Operations
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