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GCP-PCSE 練習問題 11|データ保護の確保

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問題
あなたの組織は、規制対象のデータを Cloud Storage に保存しています。Cloud Storage バケット内のデータは Google が管理する暗号鍵で暗号化されています。コンプライアンス要件を満たすため、既存のデータを顧客管理の暗号鍵(CMEK)を使用するように更新する必要があります。どうすればよいですか。

選択肢と解説

  • 1
    Cloud Key Management Service で新しいキーリングと鍵を作成する。各 Cloud Storage バケットの構成で、暗号化タイプを顧客管理の暗号鍵に変更する。
  • 2
    規制対象のデータを含む Cloud Storage バケットがどのプロジェクトにあるかを特定する。特定したプロジェクトまたはその親フォルダに restrictNonCmekServices 組織のポリシーの制約を適用する。
  • 3
    Cloud Key Management Service で新しいキーリングと鍵を作成する。規制対象のデータを含む Cloud Storage バケットがどのプロジェクトにあるかを特定する。バケット内のすべての既存オブジェクトに対して書き込み操作を実行する。
  • ✓
    顧客管理の暗号鍵を作成する。各 Cloud Storage バケットの構成で、暗号化タイプを新しく作成した鍵に変更する。バケット内のすべての既存オブジェクトに対して書き込み操作を実行する。

解説

【正解】D

【0からの解説】
①前提知識:
・Cloud Storage のデータは、何も設定しなくても Google が管理する暗号鍵で保存時に自動的に暗号化されています。
・顧客管理の暗号鍵(CMEK):Cloud Key Management Service(Cloud KMS)で自社が作成・管理する鍵を使って暗号化する方式です。鍵のローテーション周期、無効化・破棄、鍵へのアクセス権を自社で制御でき、規制対応でよく求められます。Cloud Storage で使うには、Cloud Storage のサービス エージェントに鍵の暗号化/復号のロール(Cloud KMS 暗号鍵の暗号化/復号)を付与します。
・バケットのデフォルトの鍵(default KMS key):バケットに CMEK をデフォルトの鍵として設定できます。ただしこの設定が適用されるのは「設定後に新しく書き込まれるオブジェクト」で、既存のオブジェクトは自動では再暗号化されません。既存のオブジェクトを CMEK に切り替えるには、オブジェクトを書き換える(rewrite する。例:gcloud storage objects update に --encryption-key を指定する)必要があります。

②要件の整理:求められているのは「既存のデータ」を CMEK で暗号化された状態に更新することです。あわせて、今後書き込まれるデータも CMEK で暗号化されることが望まれます。

③正解の理由:(1) Cloud KMS で CMEK を作成し、(2) 各バケットのデフォルトの暗号鍵をその CMEK に変更して今後の書き込みを CMEK で暗号化し、(3) 既存のオブジェクトに書き込み(書き換え)操作を行って CMEK で再暗号化する、という手順で既存データと新規データの両方が CMEK で保護されます。D はこの必要な手順をすべて含んでいます。

【誤りの選択肢】
A:バケットのデフォルトの鍵を変更するだけでは、変更後に書き込まれるオブジェクトにしか CMEK が適用されません。既存のオブジェクトは Google 管理の鍵のままなので、「既存のデータを更新する」という要件を満たしません。
B:restrictNonCmekServices(constraints/gcp.restrictNonCmekServices)は、指定したサービスで CMEK を使わないリソースの「新規作成」を禁止する予防的な組織のポリシーの制約です。既存のバケットやオブジェクトを再暗号化する効果はないため、要件を満たしません。
C:鍵を作成しても、バケットのデフォルトの鍵として設定しておらず、書き込み時にも鍵を指定していないため、既存オブジェクトを書き換えても再び Google 管理の鍵で暗号化されるだけです。CMEK への切り替えが行われません。

【参考】
顧客管理の暗号鍵を使用する | Cloud Storage
顧客管理の暗号鍵 | Cloud Storage
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