模擬問題集 › GCP-PCA › 練習問題 14

GCP-PCA 練習問題 14|クラウド ソリューション インフラストラクチャの管理とプロビジョニング

Professional Cloud Architect・無料公開(全 200 問中 15 問を無料公開中)

問題
あなたの会社では、Compute Engine 仮想マシン(VM)上で稼働するカスタムビルドのアプリケーションを使用しています。このアプリケーションはリアルタイムの販売データを処理し、ゾーン Persistent Disk に書き込んでいます。最近の内部監査により、ゾーン障害から保護するためのバックアップと復旧の計画を実装することが求められました。あなたの会社には、すべてのバックアップ データを少なくとも 90 日間保持し、アクセスが制限された別のプロジェクトに保存しなければならないという厳格なポリシーがあります。運用のオーバーヘッドを最小限に抑えつつ、これらの要件を満たす完全に自動化されたバックアップ ソリューションを実装する必要があります。どうすればよいですか。

選択肢と解説

  • 1
    Persistent Disk の日次バックアップを作成するスクリプトを作成する。バックアップを別のゾーンにコピーし、各スナップショットに削除日を示すラベルを付ける。
  • 2
    gcloud コマンドを使用して Persistent Disk のスナップショットを作成する。スナップショットをリージョンの Cloud Storage バケットに保存し、90 日より古いオブジェクトを削除するライフサイクル ルールを構成する。
  • 3
    スナップショット スケジュールを作成して Persistent Disk のスナップショットを自動的に作成し、スクリプトを使用してそれらをマルチリージョンの Cloud Storage バケットに移動して保存する。
  • ✓
    Backup and Disaster Recovery(DR)サービスを使用してバックアップ プランを作成する。日次でスナップショットを取得し、90 日間の保持ポリシーを設定したバックアップ ボールトに保存するようにバックアップ プランを構成する。

解説

【正解】D

【0からの解説】
①前提知識
・Backup and DR サービスは、Compute Engine インスタンス、Compute Engine ディスク(Persistent Disk)、Cloud SQL などのバックアップを一元管理する Google Cloud のマネージド サービスです。
・バックアップ プラン:バックアップの頻度(例: 毎日)、保持期間、保存先を定義したポリシーです。保護したいリソースにプランを適用すると、以降のバックアップは自動的に実行されます。
・バックアップ ボールト(Backup Vault):バックアップを保存する専用のストレージ リソースです。作成時に「最小適用保持期間」(1 日〜99 年)を設定でき、その期間が終わるまでバックアップは管理者や Google を含め誰にも変更・削除できません(変更不可・削除不可)。また、バックアップ ボールトを保護対象とは別の管理用プロジェクトに置く「一元管理モデル」を取ることで、本番プロジェクトとは別のアクセス制御のもとでバックアップを保管できます。
・ボールトに保存されたバックアップはゾーンに依存しないため、元のゾーンで障害が発生しても別のゾーンやリージョンに復元できます。

②要件の整理
・ゾーン障害からの保護(バックアップがゾーンの外にあること)。
・バックアップは少なくとも 90 日間保持。
・アクセスが制限された「別のプロジェクト」に保存。
・「完全に自動化」かつ「運用のオーバーヘッドを最小限」→ スクリプトや手作業を含まないマネージドな方式が望ましい。

③正解が要件をどう満たすか
D では、Backup and DR のバックアップ プランで日次バックアップを自動的に取得し、最小適用保持期間を 90 日に設定したバックアップ ボールトへ保存します。ボールトは別プロジェクトに作成してアクセスを限定でき、保持期間中は削除できないため、90 日保持のポリシーを技術的に強制できます(ランサムウェアや誤削除への備えにもなります)。スケジュール、保持、保存先の管理がすべてマネージドで自動化されるため、運用のオーバーヘッドも最小です。

【誤りの選択肢】
A:スクリプトによる自作のバックアップは、作成・保守・失敗時の監視が必要で、運用のオーバーヘッドが大きくなります。ラベルは削除日を「示す」だけで、自動的な削除や保持の強制は行われません。さらに、別プロジェクトへの保存という要件も満たしていません(なお、スナップショットはもともとリージョンまたはマルチリージョンに保存されるため、「別のゾーンにコピー」という操作自体が的外れです)。
B:Persistent Disk のスナップショットは Compute Engine が管理するリソースであり、Cloud Storage バケットにオブジェクトとして保存する仕組みはありません。また、gcloud コマンドを手動または独自に実行する方式は完全な自動化とは言えず、別プロジェクトに保存するという要件にも触れていません。
C:スナップショット スケジュールで取得を自動化する点は適切ですが、B と同様にスナップショットを Cloud Storage バケットへ「移動」することはできません。追加のスクリプトが必要になる点で運用負荷も増え、別プロジェクトでのアクセス制限や 90 日間の保持の強制も実現されていません。

【参考】
変更不可・削除不可のバックアップ用の Backup Vault | Backup and DR
ディスクをバックアップ Vault にバックアップする | Backup and DR
バックアップ プランの概要 | Backup and DR
← 練習問題 13練習問題 15 →
GCP-PCA の模擬問題集は全 200 問

本番形式の練習テスト 4 回を、試験モード/演習モードで受験できます。 全問に解説付き、ドメイン別の弱点分析にも対応。模試プラン(月額 ¥980)からご利用いただけます。

GCP-PCA の模試を受ける料金プランを見る

GCP-PCA の無料公開問題

問題 1問題 2問題 3問題 4問題 5問題 6問題 7問題 8問題 9問題 10問題 11問題 12問題 13問題 14問題 15