【正解】D
【0からの解説】
①前提知識:Gemini は Google が開発した基盤モデル(大量のデータで事前学習され、さまざまなタスクに転用できる大規模モデル)のファミリーです。最大の特長は「マルチモーダル」であること、つまりテキスト・画像・音声・動画・コードといった複数の種類(モダリティ)の情報を 1 つのモデルで理解し、生成できることです。Gemini Enterprise Agent Platform(旧 Vertex AI)や Gemini アプリ、Gemini for Google Workspace などを通じて利用できます。
②問題文の要件:求められているのは「メールの下書き(テキスト生成)」「ドキュメントの要約(テキスト理解)」「画像の生成(画像)」「コーディング支援(コード)」という、性質の異なる複数のタスクを 1 つの汎用モデルでこなすことです。キーワードは「versatile(汎用性の高い)」と「部門をまたいで」です。
③正解の理由:D の「テキスト、画像、コードを扱える」は、まさに Gemini のマルチモーダル性という主な利点を表しており、列挙された 4 種類のタスクすべてを 1 つのモデルでカバーできる、という要件に直接対応します。部門ごとに別々の専用ツールを導入する必要がないため、効率化という目的にも合致します。
【誤りの選択肢】
A:Gemini は Google のプロプライエタリ(独自)モデルであり、オープンソースではありません。Google のオープンモデルは Gemma です。また問題の要件は「汎用性」であり、ライセンス費用や改変の自由は問われていません。
B:カスタム エージェントの作成は Gemini Enterprise や Agent Platform の機能であり、Gemini モデル自体の「主な利点」ではありません。さらに「最小限の入力で高度にカスタマイズされたエージェントを簡単に」という表現は誇張で、問題のタスク(下書き・要約・画像生成・コード支援)はエージェント化しなくても実現できます。
C:非技術者向けの BI データ分析は Looker などの BI ツールの領域であり、要件に挙がっているテキスト・画像・コードにまたがる汎用タスクを説明していません。データ分析という 1 つの用途に限定されており、「汎用性」という要件に合いません。
【参考】
Google モデル基盤モデルとはマルチモーダル プロンプトを設計する