【正解】B
【0からの解説】
SageMaker の類似ツールの役割の使い分けが本問のポイントです。
・SageMaker Data Wrangler:GUI ベースのデータ準備ツール。重複の削除、欠損値の補完などの変換を提供し、「データ品質と洞察レポート(Data Quality and Insights Report)」によってトレーニング前のデータの品質チェック(重複・欠損・外れ値など)ができます。本問の「重複と欠損があるデータの品質を高める」工程に最適です。
・SageMaker Clarify:トレーニング前のデータの統計的バイアス(クラス不均衡、属性グループ間の偏りなど)とトレーニング後のモデルバイアスを検出する専用機能です。
つまり「品質 → Data Wrangler、バイアス → Clarify」という組み合わせの B が正解です。
【誤りの選択肢】
A:役割が逆です。Clarify はバイアス検出・説明可能性のツールでありデータ品質ルールの作成機能はありません。また Model Monitor は本番環境にデプロイ済みのモデルのドリフト監視用で、トレーニング前のデータ分析には使いません。
C:SageMaker Debugger はトレーニングジョブの内部状態(勾配消失、過学習の兆候など)をデバッグする機能であり、データ品質ルールの作成ツールではありません。
D:Model Monitor のデータ品質監視は「本番エンドポイントへの入力データ」をベースラインと比較する機能で、初めて使うデータのトレーニング前の品質改善には適しません。バイアス検出の Clarify は正しいものの、前半が誤りです。
【参考】
SageMaker Data Wrangler によるデータの準備SageMaker Clarify のバイアス検出