【正解】C
【0からの解説】
時間の経過によるモデル性能の劣化は「モデルドリフト」と呼ばれます。顧客の行動パターンが変化すると、過去のデータで学習したモデルは徐々に現実と合わなくなります。この劣化への長期的な根本対策は、新しいデータでモデルを再トレーニングし続けることです。
Amazon SageMaker Ground Truth は、データのラベル付け(アノテーション)を行うマネージドサービスで、人間のワークフォースや自動ラベリングを組み合わせて高品質なラベル付きデータセットを継続的に作成(キュレーション)できます。最新の顧客アクティビティを反映した高品質なデータセットを Ground Truth で整備し、それでモデルを再トレーニングするサイクルを構築することが、性能劣化への長期的・持続的な解決策になります。
【誤りの選択肢】
A:SageMaker Debugger はトレーニングジョブ実行中の問題(勾配消失・過学習の兆候など)を検出するツールであり、本番エンドポイントの経時的なドリフト監視や再トレーニングの仕組みではありません。
B:AWS X-Ray は分散トレーシングのサービスで、リクエストの流れやレイテンシは追えますが、モデルの予測品質の劣化は検出できず、再トレーニングの解決策も提供しません。
D:SageMaker Clarify のバイアス監視は、属性グループ間の公平性の変化を検出するものです。本問の課題は公平性ではなく予測精度の劣化であり、バイアス監視だけでは「劣化を緩和する」ことはできません(再トレーニングのためのデータ整備が不可欠です)。
【参考】
Amazon SageMaker Ground TruthAmazon SageMaker Model Monitor