模擬問題集DOP-C02練習問題 1

DOP-C02 練習問題 1

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問題
ある企業が、アプリケーションを2つのAWSリージョンにデプロイしています。このアプリケーションは、アプリケーションと同じリージョンにあるAmazon S3バケットにオブジェクトを作成・保存します。アプリケーションの両方のデプロイは、両方のリージョンのすべてのオブジェクトとそのメタデータにアクセスできる必要があります。企業は、これらのS3バケット間で双方向レプリケーションを設定し、各S3バケットでS3レプリケーションメトリクスを有効にしています。 DevOpsエンジニアは、オブジェクトのレプリケーションが失敗した場合にレプリケーションプロセスを再試行するソリューションを実装する必要があります。 この要件を満たすソリューションはどれですか?

選択肢と解説

  • 1
    失敗したレプリケーションイベントに関するS3イベント通知をリッスンするAmazon EventBridgeルールを作成する。失敗したレプリケーション対象のオブジェクトをダウンロードし、そのオブジェクトに対して宛先バケットへのPutObjectコマンドを実行するAWS Lambda関数を作成する。レプリケーションに失敗したオブジェクトを処理するために、EventBridgeルールがLambda関数を呼び出すように設定する。
  • 2
    Amazon Simple Queue Service(Amazon SQS)キューを作成する。失敗したレプリケーションの通知をSQSキューに送信するようにS3イベント通知を設定する。失敗したレプリケーション対象のオブジェクトをダウンロードし、そのオブジェクトに対して宛先バケットへのPutObjectコマンドを実行するAWS Lambda関数を作成する。通知を処理するためにキューをポーリングするようにLambda関数を設定する。
  • 3
    失敗したレプリケーションに関するS3イベント通知をリッスンするAmazon EventBridgeルールを作成する。失敗したレプリケーション対象のオブジェクトをダウンロードし、そのオブジェクトに対して宛先バケットへのPutObjectコマンドを実行するAWS Lambda関数を作成する。
  • 失敗したレプリケーションについて、既存オブジェクトのレプリケーションを再試行するためにS3バッチオペレーションを使用するAWS Lambda関数を作成する。失敗したレプリケーションの通知をLambda関数に送信するようにS3イベント通知を設定する。

解説

【正解】D

【0からの解説】
S3レプリケーション(CRR/SRR)でオブジェクトの複製が失敗したとき、AWSが公式に推奨する「再試行」の手段はS3バッチオペレーション(S3 Batch Replication)です。S3バッチオペレーションは、既にバケットに存在するオブジェクト(レプリケーション失敗分を含む)に対して、レプリケーション設定に従って複製ジョブをまとめて実行できる機能です。

レプリケーションの失敗はS3イベント通知の s3:Replication:OperationFailedReplication イベントで検知できます。この通知をトリガーにLambda関数を起動し、Lambdaが該当オブジェクトに対してS3バッチオペレーションのレプリケーションジョブを作成すれば、AWSのレプリケーション機構そのもの(メタデータやタグ、バージョン情報も正しく保持される)を使って確実に再複製できます。これがDの構成であり、要件に最も適合します。

選択肢A・B・Cの「LambdaでオブジェクトをダウンロードしてPutObjectで宛先に書き込む」方式は一見動きそうですが、レプリケーション本来のメタデータ(レプリケーションステータス、バージョンID、オブジェクトのオーナーシップ等)を正しく引き継げず、さらに本問は双方向レプリケーションのため、Lambdaが宛先にPutObjectすると今度はそのPutが逆方向レプリケーションのトリガーになり、無限ループや余計な複製を引き起こすリスクがあります。S3レプリケーションは「複製で作られたオブジェクトはさらに再複製しない」制御を内部で行いますが、自前PutObjectはこの制御の対象外です。

【誤りの選択肢】
A:EventBridge+Lambdaの自前ダウンロード/PutObject方式。レプリケーションのメタデータを保持できず、双方向構成では逆方向レプリケーションを誘発する恐れがある。S3バッチオペレーションを使うDの方が正攻法。
B:SQS+Lambdaの自前ダウンロード/PutObject方式。Aと同じく自前複製の問題に加え、キューを挟む分だけ構成が複雑になる。
C:EventBridge+Lambdaの自前複製方式(再試行のための仕組みが弱い)。Aと同様の欠点を持つ。
D:失敗イベントを契機にLambdaがS3バッチオペレーションでレプリケーションを再試行する。AWS推奨の手段でメタデータも保持され、要件を正しく満たす。

【参考】
Replicating existing objects with S3 Batch Replication
Amazon S3 Event notifications - replication events
練習問題 2
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