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GCP-ADP 練習問題 10|データの準備と取り込み

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問題
会社のオンプレミスのデータセンターから Cloud Storage に、約 300 TB のデータを転送する必要があります。インターネットの帯域幅は 100 Mbps で、転送はできるだけ早く完了する必要があります。どうすればよいですか。

選択肢と解説

  • 1
    Cloud クライアント ライブラリを使用して、インターネット経由でデータを転送する。
  • 2
    データを圧縮して複数のクラウド ストレージ プロバイダにアップロードし、その後データを Cloud Storage に転送する。
  • ✓
    Transfer Appliance をリクエストし、データをアプライアンスにコピーして Google に返送する。
  • 4
    gcloud storage コマンドを使用して、インターネット経由でデータを転送する。

解説

【正解】C

【0からの解説】
①前提知識:Transfer Appliance は、Google が貸し出す大容量の物理ストレージ デバイスです。自社のデータセンターでデバイスにデータをコピーし、Google に配送すると、Google がそのデータを Cloud Storage にアップロードします。ネットワーク帯域に依存しない「オフライン転送」で、データ量が大きく帯域が細い場合に推奨されます。データはデバイス上で暗号化されて輸送されます。

②要件と制約語の整理:(a) 約 300 TB、(b) インターネット帯域は 100 Mbps、(c)「できるだけ早く(as quickly as possible)」。まず所要時間を計算します。300 TB = 300 × 10^12 バイト = 2.4 × 10^15 ビット。100 Mbps(10^8 ビット/秒)で割ると 2.4 × 10^7 秒 ≒ 約 278 日(約 9 か月)かかります。しかもこれは帯域を 100% 使い続けた理想値で、実際にはさらに長くなります。

③正解の理由:Transfer Appliance なら、デバイスへのコピーと配送・取り込みを含めても通常は数週間程度で Cloud Storage にデータを届けられ、インターネット経由の約 9 か月以上と比べて大幅に早く完了します。Google の転送オプションの指針でも、帯域に対してデータ量が大きく、オンライン転送に長期間かかる場合は Transfer Appliance を検討するよう推奨されています。

【誤りの選択肢】
A:Cloud クライアント ライブラリでもアップロードは可能ですが、ボトルネックは 100 Mbps の回線そのものなので、どのツールを使っても約 9 か月以上かかります。加えて大量ファイルの再試行や並列化を自分で実装する必要があり、「できるだけ早く」の要件を満たしません。
B:一度ほかのクラウド ストレージ プロバイダにアップロードしても、そこへの転送も同じ 100 Mbps の回線を通るため速くなりません。さらに他社クラウドのストレージ料金や下り(egress)料金が余計に発生し、手順も複雑になるだけです。
D:gcloud storage コマンドは並列転送などに対応した便利なツールですが、A と同様に 100 Mbps の帯域が上限であり、約 300 TB の転送には 9 か月以上かかります。オンライン転送では「できるだけ早く」を満たせません。

【参考】
Transfer Appliance
データ転送オプション | Storage Transfer Service
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