Azure Private DNS でカスタムドメインの社内サーバ名前解決を構成する

Azure Private DNS Zone でカスタム ドメイン `tokyofintech.private` を作成し、VNet 内の VM 同士が IP アドレスではなくドメイン名で通信できる構成を構築します。

中級約 60 分Azure 実環境

ラボ概要

シナリオ: あなたは金融サービス企業 TokyoFinTech の Azure ネットワーク エンジニアです。社内アプリケーション チームから「複数の社内サーバを VM 名 (server-vm-xxxxx) ではなく、安定した内部ドメイン名 (例: app.tokyofintech.private) で参照したい」という要望が上がりました。VM の再作成や IP 変更があっても接続コードを変更せずに済むように、Azure Private DNS Zone を構成して VNet 内の名前解決を実装してください。

学習目標:

  • カスタム ドメインの Azure Private DNS Zone を作成する
  • Private DNS Zone を VNet にリンクし、自動レコード登録を有効化する
  • 自動登録された A レコード (server-vm-xxxxx) と、手動作成した A レコード (server) の両方を確認する
  • ユーザー側の VM (user-vm) から RDP 接続し、PowerShell + nslookup で名前解決を検証する
  • ping コマンドで FQDN 経由の到達性を確認する
  • パブリック DNS とプライベート DNS の責任分界を理解する
前提知識: Azure VNet / Subnet の基本、A レコードと FQDN の概念、Windows Server の RDP 接続、PowerShell の基本操作。

完了条件: Private DNS Zone tokyofintech.private が VNet にリンクされ、自動登録レコード (server-vm-xxxxx) + 手動作成レコード (server → 10.0.1.4) の両方が存在すること。user-vm から nslookup server.tokyofintech.private で 10.0.1.4 が返り、ping server.tokyofintech.private で応答が得られる状態。

ラボの構成

  1. 1事前構築リソースを確認する
  2. 2Private DNS Zone を作成する
  3. 3Private DNS Zone を VNet にリンクし自動登録を有効化する
  4. 4自動登録された A レコードを確認する
  5. 5server VM 用に固定 A レコードを手動で作成する
  6. 6user-vm に RDP 接続する
  7. 7user-vm から nslookup で名前解決を検証する
  8. 8パブリック DNS との独立性を確認する (任意)

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

手順のプレビュー(最初のステップ)

1. 事前構築リソースを確認する

  • 提供された資格情報で Azure Portal (https://portal.azure.com/) にサインインします
> 注: 「サインインの状態を維持しますか?」と表示されたら いいえ を選択します。
  • 上部検索バーから Resource groups を検索 → サービス カテゴリの リソース グループ を選択します
  • 事前構築済みの private-dns-tokyofintech で始まる RG をクリックし、以下のリソースが揃っていることを確認します
- VNet vnet-tokyofintech (10.0.0.0/16)

- Subnet subnet-internal (10.0.1.0/24)

- VM server-vm-<5 文字の一意サフィックス> (Windows Server 2022, Private IP 10.0.1.4)

- VM user-vm-<5 文字の一意サフィックス> (Windows Server 2022, Public IP あり)

- NSG (RDP のみ Inbound 許可)

  • server-vm の名前にある 5 文字の一意サフィックス をメモしておきます (後で nslookup で使います)
> 注: VM 名にサフィックスを付けるのは、複数学習者が同じ Private DNS 機能を試した時の名前衝突を避けるためです。
残り 7 セクションの手順は、ラボを開始すると画面内に表示されます

構成図

構成図

参考リソース

このラボが対応する試験の模擬問題集

本番形式の問題で理解度を確認できます。各試験とも先頭 15 問は無料です。

AZ-104Azure Administrator練習テスト 2 回・全 160 問AZ-305Azure Solutions Architect練習テスト 2 回・全 160 問