診断設定と KQL で Azure OpenAI の利用量・エラーを監視する

Log Analytics ワークスペースを作り、Azure OpenAI の診断ログとメトリックを送って、トークン使用量・レイテンシ・エラー率を KQL で集計します。コスト超過や 429 の増加に気づける監視の土台を作ります。

中級約 60 分Azure 実環境

ラボ概要

このラボでは、社内で使い始めた Azure OpenAI の「誰がどれだけ使っているか」「エラーは起きていないか」を可視化します。生成 AI はトークン課金のため、利用量の監視ができていないと請求書を見て初めて驚くことになります。

学習目標:

  • Log Analytics ワークスペースを作成する
  • Azure OpenAI リソースの診断設定で、要求/応答ログ・監査ログ・メトリックをワークスペースに送る
  • Python でまとまった数のリクエスト(成功とエラーの両方)を発生させる
  • メトリック ブレードでトークン数とリクエスト数のグラフを見る
  • KQL で操作別の件数、状態コード別の件数、平均レイテンシ、時間帯別のトークン数を集計する
  • アラート ルールの考え方(429 の増加・トークン数のしきい値)を整理する
前提知識:
  • Azure Portal と Cloud Shell の基本操作
  • 「Cloud Shell の Python から Azure OpenAI を呼び出す」ラボ相当の経験
完了条件:
  • Log Analytics ワークスペースが存在すること
  • Azure OpenAI リソースに、ワークスペース宛ての診断設定(ログまたはメトリックが有効)が存在すること
  • KQL の集計結果を確認できていること
> 診断ログがワークスペースに現れるまで 5〜10 分かかります。ログ待ちの間に KQL の準備を進める段取りにしています。

ラボの構成

  1. 1Azure Portal にサインインしてラボ環境を確認する
  2. 2Azure OpenAI リソースとデプロイを用意する
  3. 3Log Analytics ワークスペースを作成する
  4. 4診断設定でログとメトリックを送る
  5. 5Python で成功とエラーのリクエストを発生させる
  6. 6メトリックでトークン数とリクエスト数を見る
  7. 7KQL でログを集計する
  8. 8アラートの考え方を整理する(任意)
  9. 9結果を考察する

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

手順のプレビュー(最初のステップ)

1. Azure Portal にサインインしてラボ環境を確認する

  • 学習者ポータルに表示されている URL / Username / Password で https://portal.azure.com にサインインする
  • 「サインインの状態を維持しますか?」と表示されたら いいえ を選択する
  • 本ラボ用のリソース グループ(名前が lab- で始まる)を開いて名前を控える
> 注: シークレット(InPrivate)ウィンドウでの操作を推奨します。
残り 8 セクションの手順は、ラボを開始すると画面内に表示されます

構成図

構成図

参考リソース

このラボが対応する試験の模擬問題集

本番形式の問題で理解度を確認できます。各試験とも先頭 15 問は無料です。

AI-103Azure AI Engineer練習テスト 2 回・全 160 問AZ-104Azure Administrator練習テスト 2 回・全 160 問