Azure DNS ゾーンでレコードを管理する

パブリック DNS ゾーンを作成し、A・CNAME・TXT レコードを登録して、Azure ネームサーバーへの直接照会で名前解決を確認します。ドメインを所有していなくても DNS の仕組みを体験できます。

入門45Azure 実環境

ラボ概要

Web サイトの閲覧もメールの送受信も、裏側では必ず DNS による名前解決が動いています。Azure DNS は、この名前解決の起点となる DNS ゾーンを Azure の権威ネームサーバー群でホストするサービスです。ゾーンを作成すると ns1-XX.azure-dns.com のような 4 台のネームサーバーが自動的に割り当てられ、世界中のエニーキャスト ネットワークから応答が返るようになります。

このラボでは、example-学習者名.com という形式のパブリック DNS ゾーンを作成し、A・CNAME・TXT の 3 種類のレコードを登録します。実際にドメインをレジストラーで購入するわけではないので、通常の DNS 解決(パブリック リゾルバー経由)ではこのゾーンを引くことはできません。そこで nslookup を使って Azure のネームサーバーに「直接」照会し、権威サーバーが正しく応答することを確認します。この「委任前のゾーンを権威サーバーへの直接照会で検証する」手順は、実務でドメイン移管やカットオーバーの前に行う検証とまったく同じ考え方です。

A レコード・CNAME レコード・TXT レコードはそれぞれ用途が異なり、AZ-700 と AZ-104 の両方で問われる基本知識です。コマンドは Cloud Shell の az CLI で実行するため、手元に特別なツールは不要です。

学習目標

  • パブリック DNS ゾーンの役割と、Azure DNS が割り当てる権威ネームサーバーの仕組みを説明できる
  • az CLI で DNS ゾーンとレコードセットを作成・一覧・削除できる
  • A(名前→IPv4)・CNAME(別名)・TXT(テキスト情報)の各レコードの用途を理解する
  • nslookup で権威ネームサーバーに直接照会し、委任前のゾーンを検証できる
  • TTL がキャッシュ動作に与える影響を説明できる

前提

  • Azure ポータルにサインイン済みであること(サンドボックス環境が自動的に用意されます)
  • リソースは japaneast (東日本) リージョンの、割り当て済みのリソース グループ 1 つの中だけで作業します。新しいリソース グループの作成や、サブスクリプション設定の変更はできません
  • DNS ゾーン自体はグローバル リソースのため、作成時にリージョンを選択する必要はありません(リソース グループの場所が japaneast であれば問題ありません)

ラボの構成

  1. 1Cloud Shell を起動してリソース グループを確認する
  2. 2パブリック DNS ゾーンを作成する
  3. 3A レコードを作成する
  4. 4CNAME レコードを作成する
  5. 5TXT レコードを作成する
  6. 6レコードセットの一覧を確認する
  7. 7nslookup で Azure ネームサーバーに直接照会する
  8. 8(任意) A レコードの TTL を変更する
  9. 9動作確認
  10. 10完了チェックリスト
  11. 11後片付け

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

構成図

参考リソース