Document Intelligence と Azure OpenAI で請求書を読み取り構造化する

Document Intelligence の事前構築モデルで PDF の請求書から項目を抽出し、その結果を Azure OpenAI に渡して要約と経費規程に照らしたチェックを JSON で返す、書類処理パイプラインを Python で組みます。

中級約 75 分Azure 実環境

ラボ概要

このラボでは、経理部門に届く請求書 PDF を「読み取り → 構造化 → 規程チェック」まで自動化する、生成 AI 案件で最も依頼の多い書類処理を実装します。OCR と生成 AI の役割分担(読むのは Document Intelligence、判断するのは OpenAI)を体験するのが目的です。

学習目標:

  • Document Intelligence リソース(S0)と Azure OpenAI リソース(小型モデル chat)を作成する
  • Document Intelligence Studio で事前構築モデル(請求書)の抽出結果を確認する
  • Python SDK で請求書 PDF を解析し、発行者・金額・日付・明細を取り出す
  • 抽出結果を Azure OpenAI の構造化出力に渡し、要約と経費規程に照らした判定を JSON で得る
  • 信頼度(confidence)の低い項目を人の確認に回す分岐を入れる
前提知識:
  • Python の基本
  • 「構造化出力と関数呼び出しで Azure OpenAI を業務システムにつなぐ」ラボ相当の経験
完了条件:
  • kind が FormRecognizer の Document Intelligence リソースと、kind が OpenAI のリソースおよびデプロイ chat が存在すること
  • パイプラインのスクリプトが、請求書から抽出した項目と規程チェックの JSON を出力すること
> このサンドボックスでは Cognitive Services 系のアカウントは 1 つのリソース グループに 2 つまでです。本ラボではちょうど 2 つ(Document Intelligence と Azure OpenAI)を使います。

ラボの構成

  1. 1Azure Portal にサインインしてラボ環境を確認する
  2. 2Document Intelligence リソースを作成する
  3. 3Azure OpenAI リソースとデプロイを用意する
  4. 4Document Intelligence Studio で抽出結果を見る
  5. 5SDK で請求書を解析する
  6. 6抽出結果を OpenAI で要約・判定する
  7. 7低信頼度の項目を人の確認に回す
  8. 8結果を考察する

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

手順のプレビュー(最初のステップ)

1. Azure Portal にサインインしてラボ環境を確認する

  • 学習者ポータルに表示されている URL / Username / Password で https://portal.azure.com にサインインする
  • 「サインインの状態を維持しますか?」と表示されたら いいえ を選択する
  • 本ラボ用のリソース グループ(名前が lab- で始まる)を開いて名前を控える
> 注: シークレット(InPrivate)ウィンドウでの操作を推奨します。
残り 7 セクションの手順は、ラボを開始すると画面内に表示されます

構成図

構成図

参考リソース

このラボが対応する試験の模擬問題集

本番形式の問題で理解度を確認できます。各試験とも先頭 15 問は無料です。

AI-103Azure AI Engineer練習テスト 2 回・全 160 問