Azure ポータルでリソースを 1 つずつ手作業で作成する方法は、最初の学習には向いていますが、環境を何度も再現したり、チームで同じ構成を共有したりする場面ではすぐに限界が来ます。設定漏れや手順の属人化を防ぐには、インフラ構成をコードとして記述する IaC (Infrastructure as Code) が有効です。
Bicep は、Azure Resource Manager (ARM) テンプレートを簡潔に書けるようにした Azure ネイティブの言語です。JSON 形式の ARM テンプレートと比べて記述量が大幅に減り、パラメータや変数、リソース間の参照も直感的に書けます。さらに what-if コマンドでデプロイ前に「何が作成・変更・削除されるか」をプレビューでき、同じテンプレートを何度実行しても結果が同じになる「冪等性」を備えています。AZ-104 では ARM テンプレート/Bicep によるリソース管理、AZ-400 では IaC を使ったデプロイ自動化として、どちらの試験でも問われる重要トピックです。
このラボでは、Cloud Shell 上で Storage アカウントと Virtual Network(サブネット 2 つ)を定義した Bicep ファイルを作成し、what-if によるプレビュー、デプロイ、再実行による冪等性の確認、パラメータ変更による更新までを一通り体験します。
az deployment group what-if でデプロイ前に変更内容をプレビューできるaz deployment group create でリソースグループスコープにデプロイできる詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。