Azure の仮想ネットワークでは、サブネット間やインターネットへの通信経路が「システムルート」としてあらかじめ用意されています。多くの場合はそのままで問題なく動きますが、「この宛先への通信はファイアウォール経由にしたい」「このサブネットからインターネットへは出したくない」といった要件が出てくると、既定の経路を上書きする仕組みが必要になります。それがユーザー定義ルート(UDR)です。
このラボでは、2つのサブネットを持つ仮想ネットワークを作成し、ルートテーブルに「ネクストホップの種類: なし(None)」のカスタムルートを定義して、片方のサブネットからインターネット向けの通信を遮断します。最後に、実行中の VM の NIC に対して「有効ルート」を表示し、システムルートとユーザー定義ルートが競合したときにどちらが優先されるのかを、実際のコマンド出力で確かめます。
UDR と有効ルートの読み解きは AZ-700(Azure Network Engineer Associate)で繰り返し問われるテーマです。NVA(ネットワーク仮想アプライアンス)や Azure Firewall への強制ルーティングも、ここで学ぶ仕組みの応用にあたります。
詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。