VNet ピアリングで 2 つの仮想ネットワークを接続する

アドレス空間が重複しない 2 つの仮想ネットワークを作成して双方向ピアリングで接続し、公開 IP を持たない VM 同士がプライベート IP で通信できることを Run Command の ping で確認します。

入門50Azure 実環境

ラボ概要

VNet ピアリングは、2 つの仮想ネットワークを Microsoft のバックボーン ネットワーク経由でプライベートに接続する機能です。ゲートウェイや公開インターネットを経由せず、あたかも 1 つのネットワークであるかのように低遅延で通信できます。リージョン内のピアリングに加えてリージョンをまたぐグローバル ピアリングもサポートされており、Azure でマルチ VNet 構成を設計するうえで最も基本となる接続手段です。

このラボでは、アドレス空間が重複しない 2 つの仮想ネットワーク (vnet-a / vnet-b) を japaneast に作成し、双方向のピアリングで接続します。その後、各 VNet に公開 IP を持たない Standard_B1s の VM を 1 台ずつ配置し、Run Command を使って VM 内から ping を実行することで、プライベート IP だけで相互に通信できることを確認します。

ピアリングは AZ-700 (Azure Network Engineer) の中心トピックであり、AZ-104 (Azure Administrator) でも頻出です。「ピアリングは双方向に作成しないと Connected にならない」「アドレス空間は重複できない」という 2 つのポイントを、実際に手を動かして確認してください。

学習目標

  • アドレス空間が重複しない 2 つの VNet を Azure CLI で作成できる
  • VNet ピアリングを双方向に構成し、peeringState (Initiated / Connected) の意味を説明できる
  • 公開 IP を持たない VM を作成できる
  • Run Command を使って、SSH 接続なしで VM 内のコマンドを実行できる
  • ピアリング経由のプライベート IP 通信を ping で検証できる

前提

  • Azure ポータルにサインイン済みであること(サンドボックス アカウントを使用します)
  • リージョンはすべて japaneast (Japan East) を使用します
  • 作業は割り当て済みのリソースグループ 1 つの中だけで行います(新しいリソースグループの作成やサブスクリプションの変更はできません)

ラボの構成

  1. 1Cloud Shell を起動して準備する
  2. 2仮想ネットワーク vnet-a を作成する
  3. 3仮想ネットワーク vnet-b を作成する
  4. 4双方向の VNet ピアリングを構成する
  5. 5vnet-a に VM (vm-a) を作成する
  6. 6vnet-b に VM (vm-b) を作成する
  7. 7動作確認
  8. 8完了チェックリスト
  9. 9後片付け

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

構成図

参考リソース