VM スケールセットと自動スケールルールを構成する

Flexible オーケストレーション モードの VM スケールセット(Standard_B1s × 2)を作成し、CPU 使用率に基づく自動スケールルールを構成します。手動スケーリングとの関係も動作を通して確認します。

中級50Azure 実環境

ラボ概要

Web アプリケーションやバッチ処理の負荷は、時間帯やイベントによって大きく変動します。Azure Virtual Machine Scale Sets (VMSS) を使うと、同じ構成の VM をひとつのグループとして管理し、負荷に応じて台数を増減させることができます。台数の増減を自動化するのが Azure Monitor の自動スケール機能で、AZ-104 では自動スケールの構成手順が、AZ-305 ではスケーリング戦略の設計が、それぞれ出題範囲に含まれます。

このラボでは、Flexible オーケストレーション モードの VMSS を Azure CLI で作成し、「CPU 平均使用率が 70% を超えたらインスタンスを 1 台追加する(上限 3 台)」という自動スケールルールを構成します。その後、インスタンス数を手動で変更し、自動スケールが有効な状態での手動スケーリングの扱いを確認します。パブリック IP は作成せず、インスタンスへの操作が必要な場面では Run Command を使います。

Flexible オーケストレーション モードでは、各インスタンスが通常の VM リソースとしてリソース グループに現れます。従来の Uniform モードとの違いを実際のリソース一覧で確かめられるのも、このラボのポイントです。

学習目標

  • Flexible オーケストレーション モードの VM スケールセットを Azure CLI で作成する
  • パブリック IP やロード バランサーを持たない VMSS の構成方法を理解する
  • Azure Monitor 自動スケールのプロファイル(最小・最大・既定)とルールの関係を理解する
  • CPU メトリックに基づくスケールアウト ルールを CLI で構成する
  • 自動スケールが有効な状態での手動スケーリングの動作を確認する
  • スケールイン ルールを対で構成する必要性を設計の観点から説明できるようになる

前提

  • Azure Portal にサインイン済みであること(サンドボックスの資格情報を使用します)
  • リソースはすべて japaneast (東日本) リージョンに作成します
  • 作業はサンドボックスに割り当て済みのリソース グループ 1 つの中だけで行います。新しいリソース グループの作成、サブスクリプションやテナントの設定変更はできません
  • 操作はすべて Azure Cloud Shell (Bash) で行います。ローカル環境へのインストールは不要です

ラボの構成

  1. 1Cloud Shell を準備する
  2. 2仮想ネットワークを作成する
  3. 3VM スケールセットを作成する
  4. 4インスタンスを確認する
  5. 5自動スケール設定を作成する
  6. 6スケールアウト ルールを追加して構成を確認する
  7. 7(任意) CPU 負荷をかけて自動スケールを観察する
  8. 8インスタンス数を手動で変更する
  9. 9動作確認
  10. 10完了チェックリスト
  11. 11後片付け

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

構成図

参考リソース