このラボでは、「社内規程について社員の質問に答えるチャット」を RAG(Retrieval-Augmented Generation)で構築します。モデルに規程を丸暗記させるのではなく、質問のたびに関連する文書を検索して回答の根拠に使う構成で、生成 AI 導入案件の大半がこの形です。
学習目標:
- Storage Account を作成し、社内規程のサンプル文書(Markdown 3 本)を Blob コンテナーにアップロードする
- Azure OpenAI にチャット用(
chat)と埋め込み用(embed)の 2 つのデプロイを作る
- Azure AI Search(Basic)を作成し、「データのインポートとベクター化」ウィザードで Blob からベクター インデックスを生成する
- Azure AI Foundry のチャット プレイグラウンドでインデックスを「自分のデータ」として接続し、出典つきの回答を得る
- 検索に無い質問に対して「分からない」と答える制約(データ内容に限定)を確認する
前提知識:
- Azure Portal と Cloud Shell の基本操作
- 「Azure OpenAI をデプロイしてチャット プレイグラウンドで挙動を確かめる」ラボ相当の経験
完了条件:
- Azure OpenAI リソースに
chat(小型モデル)と embed(埋め込みモデル)のデプロイがあること
- Azure AI Search サービス(Basic)とベクター インデックスが作成されていること
- プレイグラウンドで社内規程に基づく回答が出典つきで返ること
> Azure AI Search の Basic は時間課金(1 時間あたり数十円)です。ラボ終了時に環境ごと削除されます。サンドボックスの制限により Search サービスはリソース グループに 1 つ、Free SKU は使えません。