アプリケーションの新バージョンをリリースするとき、本番環境を直接更新するとダウンタイムや不具合発生時の切り戻しの難しさが問題になります。Blue-Green デプロイは、現行環境(Blue)と新環境(Green)を並行して用意し、動作確認が済んだ時点でトラフィックの向き先を一括で切り替える手法です。切り替えは一瞬で完了し、問題があれば同じ操作で元に戻せます。
Azure App Service では、Standard 以上のプランで利用できる「デプロイ スロット」がこの仕組みをそのまま提供しています。staging スロットに新バージョンをデプロイして検証し、スワップ操作で本番スロットと入れ替えると、ワーカーのウォームアップ後に切り替わるためコールドスタートも発生しません。AZ-204 (Azure Developer Associate) でも頻出のトピックです。
このラボでは S1 プランの Web アプリを作成し、バージョン 1.0 (Blue) を本番スロットへ、バージョン 2.0 (Green) を staging スロットへ Zip デプロイします。その後スワップを実行し、本番の URL を変えないままコンテンツが無停止で切り替わることを確認します。操作はすべて Cloud Shell の az CLI で行います。
az webapp deploy を使った Zip デプロイを本番スロットと staging スロットの両方に実行できる詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。