Azure Traffic Manager は、DNS の応答を制御することでトラフィックを複数のエンドポイントへ振り分けるサービスです。ロードバランサーのようにパケットを中継するのではなく、「どのエンドポイントの名前を返すか」を決めるのが役割で、リージョン間のフェイルオーバーやグローバルな負荷分散の要として使われます。この仕組みの理解は AZ-700(Azure ネットワーク エンジニア)で問われる重要ポイントの一つです。
このラボでは、無料の F1 プラン上に表示内容の異なる 2 つの Web アプリを作成し、優先度(Priority)ルーティングの Traffic Manager プロファイルにエンドポイントとして登録します。その後プライマリ側の Web アプリを停止し、正常性プローブが異常を検知して DNS の名前解決結果がセカンダリへ切り替わる様子を nslookup で観察します。
App Service の Free/Basic プランは Traffic Manager の「Azure エンドポイント」としては登録できないため、このラボでは「外部エンドポイント」として登録する方法を使います。Traffic Manager が実際のトラフィックを中継しない DNS ベースのサービスであることを、手を動かしながら体感できる構成です。
詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。