S3 ゲートウェイ VPC エンドポイントでプライベートに S3 へアクセスする

プライベートサブネットの EC2 から、インターネット(NAT/IGW)を経由せず S3 ゲートウェイ VPC エンドポイント経由で Amazon S3 にアクセスできることを確認します。

中級40Azure 実環境

ラボ概要

このラボでは、インターネットゲートウェイも NAT ゲートウェイも持たない完全プライベートな VPC を構築し、その中のプライベートサブネットに置いた EC2 から Amazon S3 へアクセスします。最初はあえて S3 への経路が無い状態を作り、アクセスが失敗することを体験したうえで、S3 ゲートウェイ VPC エンドポイントを作成してルートテーブルに関連付けると、インターネットを一切経由せずに S3 へアクセスできるようになる、という変化を実機で確認します。

ゲートウェイエンドポイントは S3 と DynamoDB 専用の仕組みで、ルートテーブルにルートを追加するだけで機能し、追加料金もかかりません。NAT ゲートウェイを使わずに S3 へ安全かつ低コストにアクセスする、実務でも頻出のパターンを身につけます。EC2 への接続は SSH ではなく Session Manager(SSM) を使うため、キーペアや踏み台サーバー、インバウンドポートの開放は不要です。

学習目標

  • インターネット経路を持たないプライベート VPC とサブネットを構築できる
  • ゲートウェイエンドポイント(S3/DynamoDB 用)とインターフェイスエンドポイント(その他サービス用)の違いを説明できる
  • S3 ゲートウェイ VPC エンドポイントを作成し、ルートテーブルへ正しく関連付けできる
  • 明示的なルートテーブル関連付けが無いサブネットが、VPC のメインルートテーブルを暗黙的に使うことを理解し、メインルートテーブルを ID で特定できる
  • ゲートウェイエンドポイントがルートテーブルに「S3 プレフィックスリスト → vpce」のルートを追加する仕組みを理解できる
  • NAT/IGW を使わず、インターネットを経由せずに S3 へアクセスできることを EC2 上で検証できる
  • Session Manager を使って、SSH ポートを開けずにプライベート EC2 へ接続できる

前提

  • federated console に cloud_user ロールで既にサインイン済みであること
  • すべての操作を アジアパシフィック(東京) ap-northeast-1 リージョンで行うこと(IAM などのグローバルサービスを除く)
  • AWS の VPC・サブネット・ルートテーブル・EC2 の基本用語をある程度理解していること(未経験でも手順どおり進めれば完了できます)
  • 利用できるリソースはサンドボックスのガードレール内(EC2 は t3.micro 等、最小構成)に収まります

このラボで作る構成(完成イメージ)

  • VPC: lab-s3ep-vpc(CIDR 10.20.0.0/16)— IGW も NAT も持たない
  • プライベートサブネット: lab-s3ep-private-a10.20.1.0/24, ap-northeast-1a)— 明示的なルートテーブル関連付けは行わず、メインルートテーブルを暗黙的に使う
  • EC2: lab-s3ep-ec2(t3.micro / パブリック IP なし / SSM ロール付き、SG は lab-s3ep-sg
  • インターフェイスエンドポイント: ssm / ssmmessages / ec2messages(SSM 接続用、SG は lab-s3ep-vpce-sg
  • ゲートウェイエンドポイント: lab-s3-gateway-ep(S3 用、本ラボの主役。VPC のメインルートテーブルに関連付ける)
  • S3 バケット: lab-s3ep-...(東京リージョン、検証用)

ラボの構成

  1. 1VPC を作成する
  2. 2プライベートサブネットを作成する
  3. 3S3 へのアクセスに使うバケットを用意する
  4. 4EC2 用の IAM ロール(SSM 接続 + S3 読み取り)を作成する
  5. 5プライベートサブネットに EC2 を起動する
  6. 6SSM 接続用のインターフェイスエンドポイントを作成する
  7. 7EC2 に接続して「エンドポイント作成前」の状態を確認する
  8. 8S3 ゲートウェイ VPC エンドポイントを作成する
  9. 9ルートテーブルにルートが追加されたことを確認する
  10. 10動作確認
  11. 11完了チェックリスト
  12. 12後片付け

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

構成図

構成図

参考リソース

参考リンク

このラボが対応する試験の模擬問題集

本番形式の問題で理解度を確認できます。各試験とも先頭 15 問は無料です。

SAA-C03AWS Solutions Architect – Associate練習テスト 4 回・全 200ANS-C01AWS Advanced Networking – Specialty練習テスト 4 回・全 200