Log Analytics ワークスペースと KQL でログを分析する

Log Analytics ワークスペースを作成し、ストレージの診断ログを接続して、KQL の集計クエリ 3 種でログを分析します。AZ-104 / AZ-305 のモニタリング分野の基礎を実践的に学びます。

入門60Azure 実環境

ラボ概要

Azure の運用管理では、リソースが出力する大量のログを 1 か所に集約し、必要な情報をすばやく取り出せることが重要です。その中心となるのが Azure Monitor の Log Analytics ワークスペースです。各リソースの「診断設定」をワークスペースに接続するとログが自動的に集まり、KQL (Kusto Query Language) というクエリ言語で検索・集計・可視化できます。

このラボでは、Log Analytics ワークスペースを作成し、ストレージ アカウントの BLOB 操作ログを診断設定で接続します。実際に BLOB のアップロードや削除を行ってログを生成したうえで、KQL の集計クエリを 3 種類(操作別の件数、時系列の推移、状態別の統計)実行し、ログ分析の一連の流れを体験します。

ログの収集と KQL によるクエリは、AZ-104 (Azure Administrator) の「監視とバックアップ」分野で頻出のテーマであり、AZ-305 でも監視戦略の設計として扱われます。試験対策としてだけでなく、障害調査やパフォーマンス分析など実務でもそのまま使えるスキルです。

学習目標

  • Log Analytics ワークスペースの役割を理解し、CLI で作成できる
  • 診断設定を構成し、リソースのログをワークスペースへ送信できる
  • KQL の基本構造(テーブル + パイプ + 演算子)を説明できる
  • summarizecount() / avg() などの集計関数でログを集計できる
  • bin()render timechart で時系列の傾向を可視化できる
  • ログの取り込みには数分の遅延があることを理解し、確認方法を知る

前提

  • Azure ポータルにサインイン済みであること
  • リソースはすべて japaneast (東日本) リージョンに作成すること
  • 作業は割り当て済みのサンドボックス リソースグループ 1 つの中だけで行うこと(新しいリソースグループの作成は不要です)

ラボの構成

  1. 1Cloud Shell を起動してリソースグループを確認する
  2. 2Log Analytics ワークスペースを作成する
  3. 3ログの発生源となるストレージ アカウントを作成する
  4. 4診断設定で BLOB のログをワークスペースへ送信する
  5. 5BLOB 操作を実行してログを生成する
  6. 6ログ画面を開いて KQL の基本を試す
  7. 7集計クエリ 3 種を実行する
  8. 8動作確認
  9. 9完了チェックリスト
  10. 10後片付け

詳細な手順は、ラボ開始後に画面内のガイドとして表示されます。

構成図

参考リソース